「Agents of S.H.I.E.L.D.」鑑賞


鳴り物入りで始まったABCの新シリーズ。「アベンジャーズ」のスピンオフ的な作品な。

「アベンジャーズ」の戦いの後から話は始まっていて、劇中では死んだと思われていたエージェント・コールソンが現場に復帰し、シールドのエージェントの中から特殊チームを結成して特殊能力を持った超人(いちおう「スーパーヒーロー」と呼ばれている)などの脅威を防いでいくという内容になっている。これに加えて「コールソンはどうやって甦ったのか?」というのが大きな伏線になるみたい。

当然ながら「アベンジャーズ」並みのアクションが期待できるわけでもなく、メジャーどころのヒーローが出てくることもなく、司令部はヘリキャリアーから貨物輸送機へと代わって全体的に小ぢんまりとしてるのですが、それでもSFXなどは頑張っているほうかと。また「アイアンマン3」のエクストリミスをはじめ過去の映像作品やコミックの世界に関する言及がいろいろされるのですが、これはどこまで一般受けするだろう。

コールソンを引き続き演じるのはクラーク・グレッグで、マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズも第1話に出演してるがニック・フューリーことサミュエル・L・ジャクソンの出演はなし。あとは特殊チームの一員をミン・ナ姐さんが演じてたりします。チームのほかの面子は機械が得意なギークとか一匹狼的なタフガイとかがいて、典型的といえば典型的かな。あとシールドの動向を探っているうちにそのまま彼らに雇われてしまう天才ハッカーの少女が準主役的な扱いになっていて、ここらへんは活発な少女が好きなジョス・ウィードン(第一話の脚本と監督を担当)の本領発揮ですかね。

大ヒット映画のスピンオフだといってあまり大きな期待をかけなければ十分に楽しめる内容だし、今後どれだけコミックネタが出てくるかに期待したいのですが、ウィードンのTVシリーズって最近は必ずしも当たっていないし、万人受けする設定でもないのでどのくらい人気が出るかは不明だな。「アベンジャーズ2」が公開されるまで続いてくれると良いのですが。