ルパート・グリントとスティーブン・フライが出演したシットコム。シリーズ化されることはなかったものの、パイロット版がCBSのサイトで公開されていた。ボツになったとはいえパイロット版がこうして公開されるのは良いことだと思うので、NBCの「ワンダーウーマン」とかフォックスの「Locke & Key」なども公開されるべきだろう。

主人公のクライドはスーパーヒーロー・コミックが好きな内気な少年で、若くして両親を亡くしてからは兄と姉とともに裕福な叔父に引き取られて暮らしていたものの、その叔父も亡くなり、さらに彼の遺産がクライドたちには譲られなかったころからファストーフード店でバイトするしがない日々を送っていた。しかし叔父の遺産が実は遺言によって、彼の死後しばらくの間はクライドたちに譲るなと命じられていたことが判明し、突然クライドたちのもとに大金が舞い込んでくる。兄や姉がその金を私利私欲につぎ込む一方で、クライドは叔父がその財産を人助けのために使っていたことを知り、自分もヒーローになろうと思って、叔父の執事だったランドルフとともに人助けを試みるのだったが…というようなプロット。

話の設定はね、悪くはないんだけどねぇ。実際に観てみると確かにつまらなくて、シリーズ化されなかったのも無理はないかなという感じ。どうも話のテンポが悪いというか、ジョークのあとに変な間があるというか、なんか観ててスッキリしないんだよな。ルパート・グリントも話し方に力が入りすぎていて軽快さがないし、彼ってこんなに演技が硬かったっけ。タイラー・ラビーン演じるクライドの兄とかも、話にいまいち絡んでこなくて存在意義がよく分からん。タイラー・ラビーンは毎年新たなシットコムに出て打ち切られている感があるが、今年はついに放送されることもなかったか。

あとクライドがコミックのファンだということで、劇中のフォントにコミックサンズが使われてたり、映像がマンガコマのようになったりするんだが、あれ観て喜ぶようなコミック・ファンっているのかね?あの駄作「ジョナ・ヘックス」の冒頭クレジットもモーションコミックっぽくなっていたけど、コミックに関係した内容だからコミックっぽい映像にしようね、という考えは安直だと思うのは俺だけでしょうか。

アメリカのTVシリーズにイギリスの俳優がどんどん出演しているなか、知名度の高い俳優が2人も出ているのにシリーズ化されなかったのは皮肉ではありますが、来年あたりまた頑張って再挑戦して欲しいところです。

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