「ゼロ・グラビティ」鑑賞


試写会でちょっと早めに観ました。ネタバレにならない程度に感想をいくつか:

・というか1つ重要なネタバレをビル・マーが自分の番組でしっかりバラしやがってて、本人は「もう公開から数週間たってるんだからいいだろ!」といった弁明をしていたのだが、公開が数ヶ月遅れる日本という国もあるんだよ!
・ディザスター映画というよりもアトラクション映画のような雰囲気。確かに最初から最後までスリルがあるものの、脚本が一本調子であることは否めない。年末になって今年のベスト映画のリストにもチラホラと見受けられるようになってきたけど、やはり脚本が弱いのが気になるな。
・その一方で無重力の空間の臨場感とかはやはり見事ですよ。破片がチョロチョロ飛んできて、あーなんかヤバいなと思ううちに大惨事が起きる流れなどは手に汗にぎって楽しめる。
・音楽も効果的に使われていてスリルを高めているものの、その反面終始音楽が鳴っていて、宇宙の無音さが強調されていなかったような。音がしない漆黒の宇宙に飲み込まれていく描写は「2001年宇宙の旅」のほうがずっと印象的であった。
・いちおう3Dで観たけど、必須というわけではないかな?でも大画面で観ることをおすすめします。
・ロシアがダメな奴らで中国は役立つ、という図式が最近のハリウッドのゴマスリ感を象徴してますね。
・サンドラ・ブロックの体をはった演技はなかなかすごい。無重力なのに髪型がピタっとしてるのはご愛嬌。
・あと補足のような短編映画があるので、本編を観たあとはこっちも観ましょう。

今年のベストというわけではないものの、映画館で観て損はしない作品ですよ。

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