俺もよく知らなかったんだけど、シカゴを中心としたWGNというケーブル局があるらしくて、これはそこで初となるオリジナルシリーズ。AMCやネットフリックスの成功にならって、オリジナルシリーズを製作しようとする局は今後も増えてくるのかな。なぜシカゴの局がマサチューセッツを舞台にしたドラマを作るのかはよく分かりませんが。

タイトル通りセイラムの魔女裁判を扱ったもので、舞台は1685年のセイラム。清教徒が支配する町で、道徳的に不埒だと見なされた者が厳しく罰せられるなか、ジョン・アルデンは彼の子を妊娠した恋人のメアリーを残してウィリアム王戦争へと出陣する。そして7年が経ち、町へと戻ったアルデンは、メアリーが町の有力者の後妻となったことを知る。さらにアルデンの幼なじみであった牧師によって、町では魔女狩りの嵐が吹き荒れようとしていた。町の民のヒステリアに対抗しようとするアルデンだったが、実はメアリー自身が魔女であり、婚外子であった彼との子供を中絶しようとしたことで黒魔術に目覚めたのであった…というような話。

クリエイターはブラノン・ブラガで、おれブラガの作品って全く評価してないんだが、この作品もなんか方向性が定まらず何だかなといった出来。アルデンは怪訝そうに出来事を傍観してるだけであまり積極的に行動しないし、メアリーは悪に染まってるのかと思いきや黒魔術を使うことに不安を示したりして、今後何をやりたいのかがいまいちよく分からんのだよな。時代劇ということで形式ばった言葉遣いもなんか似合ってないし。

なおアルデンをはじめとする登場人物の何人かは実在した人物であるらしい。実際の出来事を基にしているとはいえフィクションなのでモラルを求めるのは無意味だと思うものの、集団のヒステリアによって起こされた魔女狩りという惨劇を、「いや実は悪い魔女がいたんだよ」としてしまうのはどうも不快なのよな。劇中における女性の扱いもひどいもんだし。さらに言うとキャストが白人だらけのなか、メアリーに黒魔術を薦める女性だけ黒人(かなり色白だけど)というのも引っかかったな。

ジョン・アルデンを演じるのはシェーン・ウエスト…って再結成したザ・ジャームスでボーカルを務めた役者か!あれって何だったんだろう。あとはザンダー・バークリーとか、テレビ番組でちらほら見かける役者がそれなりに出演しています。シェーン・ウエストよりもメアリーを演じるジャネット・モンゴメリーが主役扱いになるのかな?

まあ、いかにもブラノン・ブラガ的な、あまり目新しさのないジャンル番組といった感じです。「テラノバ」を面白いと思った人なら楽しめるんじゃないでしょうか。

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