「刑事ジョン・ルーサー」のクリエーターによりNBCの新作シリーズ。この時期に始まる番組って、シットコムの場合は殆どが見殺しにされるわけですが、ドラマのほうは1年前にパイロットが製作されてた「NIGHT SHIFT」とか「GANG RELATED」をネットワークがそれなりに力を入れて宣伝してるわけで、あれってどういう扱いになるんだろう。ミッド・シーズンならぬ夏のシリーズ?この番組もいま始まってミニ・シリーズ扱いになるのかどうかよく分からず。

舞台は1712年。圧倒的な海軍力をもって七つの海をまたにかけていたイギリス帝国だが、それでも海では遭難や難破が相次ぎ、また幾つかの船は海賊の餌食となっていた。そこでより安全な航海を達成させるためにクロノメーターが発明され、ジャマイカからイギリスへと運ばれることになる。しかしクロノメーターを運んだ船は海賊に襲撃され、船医のトム・ロウは捕獲されて謎の島へと連行される。その島を支配するのは死んだと思われていた悪名高き海賊ブラックベアードであり、彼はクロノメーターの秘密をロウから聞き出そうとする。しかしロウは実はイギリスから密令を受けたスパイであり、その任務はクロノメーターの秘密を守ること、そしてブラックベアードを殺害することだった…というストーリー。

いま流行りの海賊ものだけど海洋での冒険などはあまりなく、島での駆け引きがメインになっている。見所はやはりジョン・マルコヴィッチがブラックベアードを演じているところで、例の微妙に視点が合わない顔で脅しの言葉を次々と繰り出すさまとかは、なんかイッてしまっていて楽しいのですが、実質的な主人公は彼でなくリチャード・コイル演じるトム・ロウであるみたい。というかブラックベアードがなんか弱いのよ!なんかトム・ロウに手玉にとられてる感じ。というかトム・ロウが強いのかな。捕虜の身でありながら夜警をなぎたおしていろんなところウロついてるし、ブラックベアードに毒を盛ることに成功しておきながら、「彼の持ってる情報が必要だ!」とか言って彼を救ってるし。なんか全体的に登場人物がチマチマしてるんだよな。

ジョン・マルコヴィッチの演技が観られるのは嬉しいのですが、どうもパッとしないシリーズである。本国の評判もイマイチのようなので、全10話のミニ・シリーズ的な扱いで終ってしまうでしょう。

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