「EX MACHINA」鑑賞

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ちょっと前だけど飛行機の中で観て面白かった作品なので感想を簡単に。機内用の映像のため女性の裸とかにボカシが入ってたけど、話の内容は修正されてないはず。

検索エンジンの会社で働く若きプログラマーのケイレブが社内の抽選で無作為に選ばれ、会社の社長が住む山の奥地の別荘に招かれるところから話は始まる。そこでケイレブはエキセントリックな社長のネイサンに、人工知能を搭載したエイヴァと呼ばれるヒューマノイドと会話を毎日行ない、彼女の人工知能が本物であるかを試すように伝えられる。最初は真面目にテストを行なっていたケイレブだったが、やがてエイヴァに感情移入するようになっていき…というプロット。

ポスターとかではいまいち内容が分かりにくいが、意外と正統なSFサスペンスになっている。人工知能を備えたロボットの反乱、というと陳腐だけど、エイヴァとケイレブとネイサンの思惑が錯綜し、最後まで飽きさせない展開が続いていく。

監督のアレックス・ガーランドは「ザ・ビーチ」の原作とか書いた小説家でこれが初監督作品となるが、反射を効果的に使った映像が非常に美しいのですよ。あれは撮影監督の手腕が大きいのかな。哲学について語るシーンが多かったりするのは、まあ小説家が書いた脚本っぽいですね。

またケイレブを演じるのがドーナル・グリーソンで、ネイサン役がオスカー・アイザックなのだが、おれ最後のクレジットを観るまでオスカー・アイザックだとは気付かなかった。「ドライヴ」と「ルーウィン・デイヴィス」の役もまるで別人のようだったが、ここでもイメージを大きく変えてネイサンを演じている。

ちょっとでもSFや人工知能に興味がある人なら観て楽しめる作品じゃないでしょうか。日本でもいずれ劇場公開するでしょう。

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