ヨーロッパへ数日の出張に行っていたので、飛行機のなかで観た映画の感想をざっと:

「SPY」:メリッサ・マッカーシー主演のスパイ・コメディ。マシュー・ヴォーンの「キングスマン」にも劣らぬスパイ映画への愛情を込めてポール・フェイグが監督しており、思ってたよりもずっと面白かった。よくある主人公が愚鈍で無能なコメディと違い、実戦の経験は無いものの優秀なエージェントだというのがいいんだよな。ミランダ・ハートやピーター・セラフィノウィッツといった脇を固めるキャストも良いし、ジェイソン・ステイサムとジュード・ロウのコメディ演技も面白い。これ日本で劇場公開しないんだっけ?

・「SLOW WEST」:アートシネマっぽいウェスタン。マイケル・ファスベンダー演じる無骨なガンマンはカッコ良いのだが、彼と一緒に旅する純朴な青年の言動が青っちょろくてイライラする。ラストの銃撃戦もいまいちスカッとしないので観ていて不満が残る内容。

・「カリフォルニア・ダウン」:揺れる機内で観るとまさかの4DX体験!地震の科学的信憑性(内地の地震であんな派手な津波が起きるのかよ、とか)よりも、ロック様とカーラ・グギノの娘が真っ白な肌を持っているというのが気になって仕方なかったのですが。ロック様は家族の愛を取り戻す前に、妻の不貞を疑うべきだったのだろう。あとヨアン・グリフィズってやはり悪人顔だよな。

・「Asterix and Obelix: Mansion of the Gods」:フランスのCGアニメ。原作のコミックは商業主義とかの風刺が凝縮されていてアステリックス作品のなかでも難解なほうだが、これは話の展開をうまーく脚色して、原作のエピソードを丁寧に補填している。最後のローマ軍との戦いも、アステリックス側の一方的な勝利になりがちなところにきちんと緊迫感を持ち込んでいた。コミックを映像化するときはこうするんだよ、という1つのお手本になるくらいの出来ではないかと。

・「Me and Earl and the Dying Girl」:難病の少女をめぐるヤングアダルト小説という、最近流行りの原作をもった作品ですが、主人公たちがアートシネマかぶれのスネた奴、というのが共感が持てる。ヘルツォークとかニコラス・ローグのパロディを黙々と自主制作しているという。ナレーションに頼りすぎてるのがサンダンス映画だな、とは思うものの、ブライアン・イーノによる音楽も効果的に使われていて、最後はちょっと感動してしまったよ。主人公の親たちも手堅い役者たちが揃ってるし(モリー・シャノンがすごく良かった)、結構よい作品。

「イカとクジラ」でも使われてたけど、「ストリート・ハッスル」って青春映画の定番曲になったのか?

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