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長かった…。70ミリの「ロードショー」版はもっと長いんだっけ?感想をざっと。少しネタバレあり。

・70ミリパナビジョンで撮影したのが売りではあるものの、壮大な自然の映像はほとんど無くて、雪山の密室ばかりが映し出されるという。種田陽平のセットは凝っていて見ごたえあったけどね。

・そしてウエスタンというよりも「レザボア・ドッグス」的な密室劇になっているわけだが、エクスマキナ的な存在がいるので手堅いフーダニットを期待してると少し肩透かしをくらうかもしれない。

・これよく知られているように役者の誰かが脚本を事前に流出させたことで製作がいったん頓挫した経歴があるので、タランティーノ本人が役者たちを並べて「ホンを流出させたのはどいつじゃあぁ!」と尋問するフーダニットも観たいのですが、まあ無理か。

・役者はビッチ役がよく似合うジェニファー・ジェイソン・リーが久々にビッチ役全開で大変素晴らしい。アカデミー賞にノミネートされたのも頷けるが、そういう意味ではサミュエル・ジャクソン爺も迫力ある演技をしているわけで、そこらへんやはりアカデミーは不公平だなと。

・アカデミー賞ではエンニオ・モリコーネの音楽が有力視されてますが、いかんせん曲が少なかったような?個人的には「ボーダーライン」のほうが音楽が効果的に使われてて良かったと思う。

・役者が少なくてCGも使ってないということで、エンドクレジットの短さが印象的であった。「cat trainer」ってクレジットがあったたけどネコいたっけ?

・あのギターは骨董品だそうです

毎度ながらタランティーノ作品に感じる「悪くはないんだけど、あのノリにはどうも同調できない」という感触を払拭するものではなかったですが、クリストファー・ノーランとはまた違ったところでフィルムの伝統を守っている人でもあり、シネフィルなら見て損はない作品かと。

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