「NEW AMSTERDAM」鑑賞

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アメリカではドラマの放送スケジュールにおけるミッド・シーズンが始まったらしく、ミッド・シーズン用の新作ドラマがiTunesストアでもいろいろ販売開始になっていて賑やかなことになっている。ミッド・シーズンって昔は1月くらいだったと思うんだが、今年は脚本家のストとかのせいで遅れたのかな。

んでとりあえず無料配布されてたフォックスの刑事ドラマ「NEW AMSTERDAM」の第1話を鑑賞。ここ数年は名の知れた映画監督がテレビドラマの製作に関わり、第1話を監督するというケースがずいぶん増えているけど、この作品も例に漏れず「サイダー・ハウス・ルール」のラッセ・ハルストレムが製作&監督を行っている。北欧つながりか主人公を演じるのはデンマーク出身のニコライ・コスター=ワルドー。デニス・リアリーを丸くしたような顔だな。

基本的にはニューヨークを舞台にしたごく普通の刑事ドラマなんだけど、実は主人公のジョン・アムステルダムは17世紀にアメリカに移民してきたオランダ人であり、そのときアメリカン・インディアンの女性にかけられた呪文によって不老不死の身になってしまう。それからはニューヨークの発展を見守りつつ、自分の長年の経験を生かして犯罪を解決していくのだった…というヒネリが加えられている。なんか刑事ドラマ版「ハイランダー」といった感じだな。

あとなぜか主人公には「運命の女性に出会ったとき、不老不死ではなくなる」という設定も付け加えられていて、地下鉄でその女性(ニューヨーク勤務の女医)を一瞬見かけただけで心臓発作を起こしてぶっ倒れるという意味不明な展開もあったりする。うーん。去年の「RAINES」を観たときも思ったけど、幽霊と話せるとか不老不死だとかという変なギミックをつけづに、普通にストレートな刑事ドラマにすることは出来なかったんすかね。

たぶんその独自の設定が重荷になり、長続きできないであろう作品。

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