「BATMAN GOTHAM KNIGHT」鑑賞

観た。やはり俺は「アニメ絵」が好きではないと実感することしきり。6話のオムニバスになっているので、各話ごとの感想を述べる。

「Have I Got A Story For You」
子どもたちが自分なりのバットマン像を語り合う、という話はコミックでもTVアニメ版でもあったので目新しさはなし。背景のイラストレーションは非常に美しい。

「Crossfire」
キャラクターの目がデカい絵は嫌いなのですよ。話もごく凡庸。クリスプス・アレンよりもハーヴェイ・ブロックに登場して欲しかったな。

「Field Test」
ブルース・ウェインがイケメンのヤサ男として描かれている段階でもうダメ。

「In Darkness Dwells」
そこそこ良い出来。キラー・クロクは好きなのです。

「Working Through Pain」
これもウェインがヤサ男になってる。話も変に抽象的になっていて楽しめない。ブライアン・アザレロがストーリー担当だけに残念。

「Deadshot」
やはりウェインはこの話のようにゴツい肉体派じゃなきゃあ。デッドショットがいまいち弱いような?でも悪い話ではなかった。

日本のアニメーターにバットマンをやらせるという実験的精神は認めるものの、オムニバス形式をとっているために各話が10分程度の尺になり、話の展開に深みがないのが残念なところ。ブルース・ティムのTVアニメ版が20数分で非常に凝ったストーリーを誇っていたのを考えると、特に最後のデッドショットの話なんかは2倍の尺があればなあと思わずにはいられない。あと良かったのはバットマンの声優がTVアニメ版のケビン・コンロイだったこと。あのドスのある声は好きなのです。

今回はiTunesストアでレンタルしたけど、DVDには日本語の字幕と吹替えがあるようなので、日本でも発売されるのかな?日本のアニメファンなら俺よりももっと正当な評価を与えることができるでしょう。