「BE KIND REWIND」鑑賞

なんか9月にはロクでもない邦題で日本でも公開されるそうですが、とりあえず先に観ました。

「モス・デフとジャック・ブラックがコスプレして過去の映画をリメイクするコメディ」だけを期待してると少し肩すかしをくらうかもしれない。むしろよくできた現代のおとぎ話、といった感じ。確かに彼らの映画撮影の部分は面白いし、全体的にほのぼのとしてて楽しいんだけど、脚本がいま1つ弱いかな。トレーラーを観れば話の展開の半分が分かってしまう点とか、磁化したジャック・ブラックの頭の話が途中で立ち消えになる点とか、もうちょっと脚本を練り込めば傑作になってたと思うんだが。やはりゴンドリー作品にはチャーリー・カウフマンが必要なのか?

あとジャック・ブラックの演技は良くも悪くも他の出演作とまったく同じ。あれだけ同じキャラで主役を務め続けてるのはある意味すごいよな。劇場まで観に行く価値のある作品かどうかは微妙だが、レンタルしてみんなで観るのには適した作品じゃないですか。

ちなみにトレーラーではボクシング映画のシーンが出てきて、てっきり「ロッキー」かと思っていたら「モハメド・アリ かけがいのない日々」だったんですね。ドキュメンタリー映画をリメイクするなよ!