「ザ・プレデター」鑑賞


公開中なので感想をざっと。ネタバレ注意:

・まー気楽に観る分にはいい映画なんじゃないでしょうか?劇場にいながらも日曜洋画劇場を吹替で観ているような感覚に陥ってしまたよ。プレデターが出てきて、アクション満載で、ツッコミどころは多いのだけど楽しめる作品というか。観客が何を期待しているかは理解している作り方ですかね。

・その一方で、観客が本当に「プレデター」という作品に何を期待すべきなのか、ちょっと考えさせるものでもあった。「エイリアン」はリドリー・スコットが復帰したし、「ターミネーター」はシュワルツネッガーが復帰したことでフランチャイズとしての筋がそれなりに通っているかもしれないが、「プレデター」はそれがないので焦点がブレている気がするのよな(シュワはカメオ出演の依頼を断ったらしい)。

・でまあ今回は地球人にそこそこ友好的なプレデターが登場したり、プレデターと意思疎通ができたりという新展開が起きるわけだが、ジャングルで人を狩る謎の宇宙人、という第1作のコンセプトから遠く離れたものになったのは仕方ないことか。ただラストのあれはなー。「インデペンデンス・デイ」みたいにはなって欲しくないのです。

・初週の興行成績がさほど大きくなかったことと、シェーン・ブラックのキャスティングが物議を醸したことなどから、このままの監督とキャストでの直接の続編が作られる可能性は低いんじゃないだろうか?新作が企画されるころにはFOXとディズニーの合併も行われているだろうし、いちどフランチャイズを完全リブーとしても眉をひそめる人はそんなにいないんじゃないかと思います。

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