Aug 03

むろんオリジナルのほう。マイケル・ケインはすごく好きな役者なのですが、彼の若い頃の作品て殆ど観てなかったりするのです。
話の内容自体はそんなに特筆すべき点はないんだけど、ストーリー展開が早いうえに粋なユーモアが満載だし、セットもキャストもオシャレーといった感じで観てて飽きさせない。この映画の代名詞的なカーチェイスも、金塊を積んだ車があんなにジャンプできるかよという点に目をつぶれば非常に面白い。
同じ強盗ものでも「オーシャンズ11」(リメイクのほう)は強盗側のプランが完璧すぎてちょっと拍子抜けしたけれど、こっちは手下がいささか頼りない連中ということもあって最後までスリルが尽きないものになっている。文字通りクリフハンガーで終わるラストもいいねえ。
あと驚いたのは、内容がやたら露骨に反ヨーロッパというか、斜陽になったイギリス帝国をナメんじゃねえぞ!というものになっていること。ノエル・カワード演じるエリザベス女王が大好きな黒幕のオヤジなんて、いまのイギリス映画じゃ絶滅寸前のキャラですぜ。当時のイギリスの観客は、ミニクーパーがイタ車をケムにまく光景とかを観て溜飲を下げてたんだろうか。日本の映画界も竹島問題とかをうまく利用してさ、天皇陛下に命じられたホンダの社員が韓国に乗り込んでヒュンダイの車と壮絶なカーチェイスを行う映画とかを作れば面白そうなのに。
August 5th, 2008 at 2:17 am
> 天皇陛下に命じられたホンダの社員が韓国に乗り込んで〜
ひゃーっ、ホント面白しろそう! そういやそんな映画ないですよね。
権威者とか外交政策をコケにするコメディやパロディが堂々とできる国になってもらいたいものです。頑張れ日本!
August 5th, 2008 at 8:28 am
「ゴジラ」がそもそも核への恐怖に便乗して作られた映画であるように、世の中のセンチメントを搾取して映画を作るのは大ありだと思うんですよ。
ただ最近は政治的に正しいウルサ方とか国際市場への配慮とかで、あまり露骨に扇動的な作品は作れないのかもしれませんね。あるいはマイケル・ムーアみたいにドキュメンタリーになっちゃうとか。