ABCの新作シリーズ。おれ原作のことを知らなかったのだが、「バットマン」などで知られるグレッグ・ルッカによるオニ・プレス刊のコミックの映像化なのですね。

題名の「スタンプタウン」とはオレゴン州ポートランドの愛称らしくて、舞台も当然ながらそこ。主人公のデックス・パリオスはアフガン帰りの元兵士で、PTSDに悩まされつつも、ダウン症の弟の面倒を見ながら暮らしていた。しかし彼女はギャンブル狂でもあり、アメリカ原住民が経営するカジノでの借金を帳消しにする代わりに、行方不明になったカジノのオーナーの娘を探すように依頼される。持ち前の推理力を活かして、オーナーの娘が恋人とモーテルに潜んでいることを突き止めたデックスだが、目の前で娘を別の男たちに誘拐されてしまい…というあらすじ。

まあ典型的な地上波ネットワークの刑事番組、という出来ではあるのだが、デックスが車のトランクに閉じ込められて拉致される冒頭から、テンポが良くて観ていて飽きない内容にはなっている。デックスのオンボロ車からクラシック・ロックが流れまくってるのも往年のコップショーっぽいというか。ただ第1話のせいか登場人物を少し多めに出しすぎて、せわしない展開になっているような?途中の高級車を盗むシーンの必要性が分からなかった。

またデックスはあくまでも普通の市民という立場なので、悪人と対峙しても銃を撃ったり逮捕できるわけではないのが、観ていてちょっとまどろっこしく感じるかも。いちおう警察には大目に見られているようなので、今後は私立探偵ものっぽい内容になっていくのかな。あとウィキペディア情報では原作のデックスはバイセクシュアルらしいですが、こちらではその要素は完全に無くなってました。

デックスを演じるのはマリア・ヒル長官ことコビー・スマルダーズ。テレビだと最近までシットコムに出てましたが、アクション映画の人というイメージも強いのでタフなデックスに似合ってるのではないでしょうか。彼女の親友のバーテンダー役に「New Girl」のジェイク・ジョンソン、ポートランド市警の刑事役にマイケル・イーリー、その上司役にカムリン・マンハイムなどなど、役者はいいところが揃ってます。

原作もそんなに話数が多くないようだし、テレビ番組として独自の展開を遂げていくのだろうけど、第1話を見た限りではどういう方向性になるのかはよく分からんな。でも悪い作品ではなかったので面白くなることに期待。

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