まだ公開したばかりなので感想をざっと。以下はネタバレ注意。

  • 話がどこにたどり着くのかは最初から分かってしまっているので、ストーリー自体に驚きなどはない。ホアキン・フェニックス演じる主人公の変化の過程を楽しむ作品かと。
  • 「タクシー・ドライバー」や「キング・オブ・コメディ」そといったスコセッシ作品のパスティーシュと呼ばれ、確かに70年代感を強く出している一方で、内容は非常に現代的というか、貧富の格差とかインセル問題といった現代社会にはびこる欲求不満をうまく反映させていた。観てる最中に香港でのデモやアノニマスのことを連想した人は多いはず。
  • 音楽はゲイリー・グリッターの「Rock And Roll (Part 2)」といえば野球の試合とかでの定番曲だったかと思うが、グリッターが児童ポルノで捕まってからは、この映画のように「悪人のテーマ」として使われるようになってしまいましたね。
  • ゴッサム・シティの風俗街では「Ace In The Hole」というポルノ映画をやっているらしく、「Zorro The Gay Blade」もタイトルからてっきりそっち系の映画だと思って、ウェイン家は子連れでそんな映画を観てるのか?と驚きましたが、れっきとした80年代のゾロ映画だったのですね。
  • ボブ・ケインとビル・フィンガーに加えて、ジェリー・ロビンソンがジョーカーのクリエイターとしてクレジットされたのは初かな?
  • コミック作家のクレジットにブライアン・ボランドが載っているけどアラン・ムーアはいない。まあまたムーアが断ったんだろう。
  • ブライアン・タイリー・ヘンリーは最近いろんなところで見かけるな。彼よりも上位にクレジットされているマーク・マロンは3分くらいしか出演してなかったぞ。
  • ホアキン・フェニックスの演技は凄かったものの、やはりジョーカーというのは対になるバットマンがいてこそ映えるキャラクターなので、そういう意味では個人的にはヒース・レジャーのほうが「らしい」ジョーカーだったと思うのです。

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