おフランスより

いまフランスの某所にいるのでございます。12時間超のフライトは意外と楽だったものの、やはり長旅であった。話に聞いていたよりも気候は温暖で暑いくらい。円高でも物価(特に食料品)は高く感じられる。スーパーマーケットとかが近くにまるで見当たらないんだけど、地元の人たちはどこで買い物してるんだろう。

とりあえずフライト中に観た映画の感想をいくつか:

「インクレディブル・ハルク」
アン・リーのやつはそれなりに良作だったけど、こっちのやつもそれなりに上手く出来ている。プロットは単純だけどね。ハルクが追われて、暴れて、逃げての繰り返し。あとティム・ロスのキャラクターがアボミネーションになる理由付けが弱いような?怪物化してハルクを襲わずに一般人を襲ってどうするんだよ。主人公が「コーフンするといけないから」といって恋人と寝れないところは情けなくて同情するけど。

「ハンコック」
シャーリーズ・セロンがXXになってから話がガクンとつまらなくなる。伏線も何もなく行き当たりばったりな脚本には難あり。普通にスーパーヒーローもののパスティーシュに徹してれば良かったのに。

「ゲット・スマート」
テレビ版の「それいけスマート」のノリを期待してはいけないのは分かるんですがね。あっちがコメディ9割だとしたら、映画版はコメディ3割、アクション7割といった感じで、そこそこ良質のアクション映画をくだらないジョークでダメにしてる印象あり。アン・ハサウェイは嫌いじゃないですが、エージェント99はテレビ版のほうがずっと可愛かったぞ。

「ベイビー・ママ」
1つのネタを薄く引き延ばしてる感はあるものの、ティナ・フェイやエイミー・ポーラー、グレッグ・キニアなど役者陣が充実してるのでそれなりに楽しめる。日本では禁止されてる代理母出産の予備知識が必要ですが。