ハワード・ヒューズのお気に入りだった映画として知られる「Ice Station Zebra」こと「北極の基地/潜航大作戦」(1968)を観る。

雪嵐によって孤立した北極の基地ゼブラから送られて来た救難信号。実はゼブラの付近に人工衛星が墜落しており、それにはアメリカとソ連のミサイル基地などを撮影したフィルムが収められていたのだ。フィルムを入手するためにイギリスのエージェントを乗せたアメリカの原潜が北極に向かうが、ソ連もまたフィルムの入手を目指していた。そして原潜には東側のスパイが潜入しており、凍てつく海の中で原潜は沈没の危機に見舞われる…といったような、冷戦まっただなかの時代の軍事サスペンス。

極寒の基地で何が起きたのか?というようなミステリやスパイ探しのスリル、迫り来るソ連軍などそれなりに面白い要素があちこちに見受けられるばかりに、全体的に間延びした感じがするのが悔やまれる。160分という長尺だが、あと30分は短くできたんじゃないかな。隊員がクレバスに落ちるシーンなんてまるで必要ないのに。主演のロック・ハドソンは貧乏人のグレゴリー・ペックといった感じで味気ないが、アーネスト・ボーグナインが相変わらず濃い顔で共演しているほか、「プリズナー」に主演してた頃のパトリック・マクグーハンが、ナンバー6そのままのクールな雰囲気で冷徹なエージェントを演じているのが一番のみどころかな。

ちなみに個人的には極地でのミステリというと「遊星からの物体X」とかクトゥルフ神話の物語とかを連想してしまうので、画面の隅から触手がウニョウニョと出てくるんじゃないかと思いつつ観てたのであります。

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