「Red Dwarf: Back to Earth」鑑賞

以前にも書いた「レッド・ドワーフ」の10年ぶりの新作(全3話)。ファン待望の作品となるはずだったけど…

これは…

何と言うか…

その…

…まあいい。とりあえずストーリーから先に説明する。舞台となるのはシーズン8の最終話から9年後のレッド・ドワーフ号。あの最終話がクリフハンガーで終わったことにはいっさい説明がなくて、コチャンスキーは何故か死んだことになっておりホリーはシステム損傷のためオフライン状態。残されたリスター、リマー、キャットの3人は相変わらずグータラ生活を送っていたが、次元を自在に移動する巨大イカ生物が船の水源タンクに棲んでいる事が判明し、3人は退治を試みる。それには失敗したものの、イカの触手を切ったあとにイカは別の次元に移動していく。そこに突然(本当に突然)、有能な女性士官のホログラムが現れて、イカの触手を用いて別の次元に通じる穴を開け、そこの地球に行ってリスターのための伴侶を連れ帰り、新たに人類を再興させる計画を提案する。3人はそれに従うことにするが、何故か別の次元ではなく別の現実世界に到着してしまう。そこはいわゆる「現実の地球」であり、リスターたちは自分たちがTVシリーズのキャラクターでしかないことを知って驚愕する。そこで彼らは自分たちの「創造主」であるダグ・ネイラーに会いにいこうとするのだが…という話。

キャストは意外に老けていないし、お互いのかけ合いも上出来でレッド・ドワーフらしさは十分感じられるものの、いかんせん脚本が…。女性士官は突然現れて突然消えるし、あまり面白くない「ブレードランナー」のパロディが延々と繰り返されるし、リスターが自分を演じる俳優本人と出会うような内輪ネタはお寒い限りだし。シリーズが続いていたときにクリスマス・スペシャルとかコミック・リリーフ用特番として公開されたら内輪ネタも面白く思えたんだろうけど、10年間待ち続けたファンに見せられてもねえ。もっと普通にレッド・ドワーフしてる内容にしてくれたほうがずっと嬉しかったんだけど。あとラフ・トラックが無いのは違和感があるかな。特にキャットのジョークが空回りしまくってたような。

そして!前にも書いたが!コチャンスキーを出すんだったら初代を演じたクレア・グローガンを出せよ!クロエ・アネットではなく俺のクレアちゃんを出せ!

この「Back to Earth」の人気次第では新たなシリーズの製作開始も考えられているようだけど、とりあえずダグ・ネイラーが脚本を書き続けるようだったら出来は期待できそうにないな。あーあ。

下は若かりし頃のクレアちゃん(はぁと)。

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