「BEING HUMAN」鑑賞

昨年から始まったBBCのドラマ。吸血鬼のミッチェルと狼男のジョージ、幽霊のアニーがブリストルにある家に同居して、なるべく普通の人間らしい生活を送ろうとするのですが、彼らの忌まわしい過去や仲間の怪物たちがそれを邪魔することになって…というようなファンタジー色の強い作品。

これをコメディとして紹介しているサイトもあるんだけど、第1話を観た限りでは笑えるところはあまりなくて、むしろ現代社会で怪物として生きることの苦悩を描いたストレートなドラマになっていた。全体的な雰囲気は「トーチウッド」に近いものがあるかな。禁欲生活を送る吸血鬼とか生前の恋人を懐かしむ幽霊とかといった描写にはあまり目新しさを感じないけど、まかりなりにもBBCだけあって特殊効果とかも含めて手堅い作りにはなっている。もうちょっと怪物もののクリーシェを打破するような内容になってても良かったんだけどな。

本国ではシリーズ2が製作中のほか、アメリカでもリメイクされることが決まったらしいので、とりあえず今後もっと面白くなることに期待。