「PARENTHOOD」鑑賞

去年の秋口から話題になってたような気がするNBCの新作ドラマ。ロン・ハワードの1988年の映画「バックマン家の人々」をTVドラマ化したもので、あの映画は以前にもシットコム化されてるらしい…元の映画を観てないので何とも言えないけど、それだけ再映像化されるということはアメリカ人のあいだで人気のある映画なんだろうか。

今回のバージョンでは主人公の一家がブレイバーマン家という名前になっていて、いろいろ口うるさい一家の長とその妻、彼らの2人の息子と2人の娘、さらにその伴侶と子供たちという3世代に渡った大家族における生活や子育ての姿を描いたファミリードラマになっている。一家の長男は息子がアスペルガー症候群だと診断されてうろたえたり、グータラな次男は恋人に子づくりをせがまれたり、離婚歴のある長女は2人の子供を抱えつつも新たな恋人を探したりといった、まあ以前にもどこかで観たような展開がいろいろ続いてく内容になってたかな。全体的に登場人物が多すぎるうえに話が詰め込まれすぎていたかも。

主役を「シックス・フィート・アンダー」のピーター・クラウスが演じるほか、クレイグ・T・ネルソンや「ギルモア・ガールズ」のローレン・グレアムが出てたり、さらには「イディオクラシー」のダックス・シェパードがいたりとキャストはなかなか豪華。主要キャストが全員白人だというのはどうかと思うけどね。演出やカメラワークも凝ってるし、決して悪い作品だとは思わないけど、個人的にファミリー・ドラマってあまり興味がないので、次も観たいという気にはならなかったな。

あとロン・ハワードの映画をTVシリーズ化するんだったら、「ガン・ホー」がちょうど旬でいいんじゃないの?トヨタ(がモデルの会社)を舞台に、地に墜ちた会社の評判を日本人社長とアメリカ人従業員が頑張って立て直していく内容とかにしてさ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です