「Sons of Tucson」鑑賞

フォックスの新作シットコム。舞台は題名のとおりアリゾナ州ツーソンで、主人公のロン(「REAPER ~デビルバスター~」のデブ君だ)はスポーツ用品店で働いているものの金がなくて車に寝泊まりしているようなグータラ男で、知り合いに借金を返せなくて追われているような始末。そんな彼はある日、3人の男の子たちに目を付けられる。彼らの父親は銀行家だったものの不正を働いたことで刑務所送りになってしまい、彼らには父親の膨大な資産が残されたのだった。養護施設に送られるのを嫌がった3人はニュージャージーからツーソンに逃げてきて、転校の手続きなど大人の手を借りる必要があるときのために、ロンを「父親」として雇うことに決めたのだという。最初はこれを嫌がっていたロンだったが、大金を目にして心が変わり、こうしてロンと3人の奇妙な家庭生活が始まるのだった…というようなプロット。

「金持ちのクソガキ」と「愚鈍なデブ」という俺が忌み嫌う連中を主役にもってきた時点でもはや番組に対する興味は失せたのだが、ジョークはツマらないしストーリーも平凡で、ぜんぜん見る価値ないなあといった作品。「マルコム・イン・ザ・ミドル」の役者の1人がプロデューサーを務めていることもあり、アメリカでは「マルコム〜」と比べられているようだけど、あっちのほうが子役の演技とかはずっと上手かったぞ。

むしろ汚い言葉遣いとかをなくして、ディズニー・チャンネルあたり向けの他愛ないコメディにしたほうが良かったんじゃないのかなあ。本国の評判も良くないみたいだし、そんなに長続きしないでしょう。

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