「PRETTY LITTLE LIARS」鑑賞

LAのあちこちで宣伝をしていた夏の新作ドラマ。AMCの作品かと思ったらABCファミリーのシリーズだったんですね。

舞台となるのは片田舎の小さな町ローズウッド。そこでは主人公のアリアを含む5人の少女たちが友達付き合いをしていたが、仲間のなかでもリーダー格だったアリソンがある晩に失踪するという事件が起きる。それから1年たち、海外に行っていたアリアがローズウッドに戻ってきたところから話は始まる。アリソンの失踪のショックが癒えぬまま、普通の暮らしをしようとするアリアたちだったが、彼女ら4人は人に言えない秘密をそれぞれ抱えていた。そしてその秘密に関するメッセージが「A」という人物から彼女たちに届けられるようになる。その秘密を知っているのはアリソンだけだった。果たして「A」はアリソンなのか?そんな矢先、アリソンの遺体が発見されたというニュースが伝えられる…というような話。

ライトノベルが原作らしいんだけど、そもそもそのラノベはTVシリーズ化を念頭に書かれたものらしくて、明らかに「デスパレートな妻たち」とか「ゴシップ・ガール」とかを意識したような内容になっている。カメラワークとかはしっかりしているし、ちゃんとした演出があれば手堅いミステリータッチの作品になったかもしれないが、バーでねんごろな仲になった男が自分の学校の先生だったとか、ビッチな姉の恋人に横恋慕する妹といったクリーシェが満載になっていて、ありきたりなティーン作品になっているのが残念なところ。役者の演技は下手だし、音楽の使い方は大げさだし、使われている歌も適当に流行ってるものを揃えただけという感じが強い。まあABCファミリーの視聴者層が求めている番組ってこの程度のものかもしれないが、もうちょっと工夫してもよかったんじゃないですかね。

それにしても登場人物がみんないい家住んでるんだよなあ。でっかいキッチンつきの。

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