「プレデターズ」鑑賞


とりあえず以前に予想したことの結果を白文字で書きます:

ノーランド以外ピッタリ当たったじゃないかよ!それだけクリーシェ満載の映画だったということか?

でも個人的にはそこそこ楽しめた。大げさな音楽やあまり深みのない脚本とかが逆に功を奏して、往年のフォックスのSFアクション映画を彷彿とさせているというか。1800円払って劇場で観るべきかは微妙だが、日曜洋画劇場で放送されるとみんな観そうだとか、創元推理文庫からゲームブックが出るんじゃないかとか、なんかそういうノスタルジックなものを感じさせる出来になっていた。

もちろん脚本は穴だらけでツッコミどころ満載だし、敏腕の兵士たちがコンパスや双眼鏡も持ってないのかといった疑問はいくらでも出てくるんだけどね。早くも続編の話が持ち上がってるらしいが、何をやっても矛盾が増えるだけの展開になりそうな気がする。「気付いたら異星にいた」なんて強引な展開はこれ1度しかできないでしょ(もっともフォックスのことだからDVDムービーで死ぬほど搾取するかもしれないが)。

演出は可も不可もなし。エイドリアン・ブロディ演じる主人公が万能すぎるかな。もっと非肉体派というか臆病なタイプかと思ってたんですが。あと各人のキャラは立ってるんだけど、もうちょっと性格描写とかを深く掘り下げても良かったんじゃないかと。特にあの医者とか。2人くらい登場人物を削って残りの人物に厚みを与えたほうが、彼らが犠牲になったときのインパクトが大きくなったんじゃないかな。

ちなみにこの映画の教訓は「日本人はプレデターと同じくらい強いけど、ユダヤ人はもっと強い」ということでいいのかな?

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