「SAVING HOPE」鑑賞


NBCの新作シリーズで、カナダからの輸入品。カナダ製の製作費が安いドラマが放送されるようになると、あー夏が始まったなという気分になりますね。尤もNBCは普通のシーズン中も「THE FIRM」とか放送して視聴率稼ぎを放棄してたわけだが。

チャーリーはトロントのホープ病院の優秀な医師だったが、同じ病院で働く恋人との結婚式に向かう途中に交通事故に遭い、昏睡状態になってしまう。そして気付くと彼は自分の体を離れて精神体として自在に動き回れるようになっており、病院で亡くなった人たちとの霊と話せるようになっていた…というようなプロット。

こういう設定ならば普通は話がオカルトっぽくなるか、「Life on Mars」みたく主人公が必死に現世に帰ろうとするか、あるいはその能力を活かして患者を救うことをしそうなものだけど、何と主人公は突っ立ってるだけで何もしないでやんの。自分を蘇生しようとする恋人の姿を眺めたり、死者の霊と話したりするだけで、何をしたいのかが全然分からないのですよ。別に「ハウス」よろしく毎回患者を救えとは言わないが、単に病院の日常を描くだけならこんな設定は不要だったろうに。

チャーリーを演じるのはマイケル・シャンクス…って「スターゲイト SG-1」の人か。スピリチュアルな雰囲気を出すためか青い光が強調されてるんだけど、CGによるレンズフレアが加えられまくっていて目障りな限り。J・J・エイブラムスの「スター・トレック」以上にフレアがうざったいぞ。

TVムービーとかならまだしも、この設定で1シーズンひっぱるのは相当厳しいんじゃないだろうか。ちなみにカナダってアメリカと異なり公的医療保険が存在しているんだけど、アメリカの視聴者は番組を観ていてそこらへんが気になったりしないのかな。

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