「Dragons: Riders of Berk」鑑賞


かの名作「ヒックとドラゴン」のTVシリーズ版。劇場版のTVシリーズ化、特にアニメーション作品の場合は予算の都合でかなりショボいものになるんじゃないかと危惧してたんだが、意外とよく出来た内容になっていた。

劇場版の続きを追った内容になっていて、バイキングとドラゴンたちが共存するようになったものの、どうしても生じてしまう両者の軋轢とか、武具作りが不要になった鍛冶屋の話とか、なかなか巧いところに焦点をあてたストーリーも面白い。シリーズになって脇役キャラたちが活躍する時間ができた結果、主人公のヒックとトゥース(特に後者)の影が薄くなってしまったのはご愛嬌。また新キャラとしては「シンプソンズ」のバーンズ社長みたいなドラゴン嫌いのガンコ爺さんが登場したほか、今後は他の部族のバイキングたちも登場するのかな?

ジェラルド・バトラーやジョナ・ヒルなど一部の役者を除けば劇場版と同じ声優が起用されているほか、CGの出来もかなり良かった。表情の表現などが劇場版ほど凝ってない気がするものの、TVシリーズでここまで出来れば十分でしょう。

劇場版がほぼ完璧な終わり方をしていただけに、蛇足といえば蛇足のようなシリーズではあるのだけど、これくらいの出来なら劇場版観てない人でも楽しめるんじゃないですかね。あとは再来年に公開されるという劇場版の続編の出来も優れていることを願うばかりです。

YouTubeで最初の2話が公開されてるぞ:

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