日本人と会う

今日はカナダもアメリカもイギリスも戦没者記念日。ちょっと日本人としては気まずい感じのする日でもある。アメリカではこの日にあわせて「プライベート・ライアン」を放送する予定だったものの、その過激といえば過激な内容によって罰金をくらうのを恐れて放送を見合わせた地方局が続出したそうな。ブッシュが再選されたことで、キリスト教右派のクレームを皆が恐れるようになってきているらしい。なんかくだらんよな。

昼過ぎに、知人の知人である日本人の方と出会う。もともと日本で映画の興行関係の仕事をしていたのだけど、カナダ人と結婚して2年半くらい前からこちらに住んでいるそうだ。就職の方法なども聞いたけど、やはり一筋縄ではいかないらしい。「下手な鉄砲」の考えでいかないとダメだとか。あとは映画会社へのグチで盛り上がる。こうした知り合いができるのはとても助かる。

夜になってからは、トロントに住んでいる日本人のパーティに出席する。パブでやってるのかと思ったらナイトクラブだった。何人かの日本人と話したかぎりでは、ワーキングホリデーよりも正式な移民を目指して来ている人が以外と多いような気がした。偉いのか、無謀なのかよく分からない。もっと多くの日本人と話したかったけど、日本に行って英語教師になりたいというインド系のオヤジに、いかに日本の学校は金髪碧眼のカリフォルニア出身の美少年を求めているかを説明するのにやたら時間をくってしまう。別に俺一人で説得したわけではないが、求職における年齢制限とか人種差別が法律で禁止されているこの国の人間にとってみれば、日本の就職事情は理解できないだろうな。もちろん日本の法律がアホなのだが、日本に行って夢が砕かれるよりも、こちらで早々と諦めたほうがいいかと。

それからオタワから来たという女学生と知り合いになり、ずっと話している。パーティのDJの知り合いということでここに来たらしい。そのDJ(カナダ人)は京都大学の卒業生で、日本にフィアンセがいるとか。ちょっと羨ましい。あとは女学生とビリヤードをやって1時頃に帰る。こちらは24時間運行している路面電車サービスがあるので深夜でも帰宅するのは比較的楽なのだ。

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