今シーズンの「ドクター・フー」が素晴らしすぎる事について

doctorwhos31.jpg

(以下ネタバレ注意)
イギリスでこないだシーズン3(伝統主義者にとってはシーズン29か。イギリス風に言うなら「シリーズ29」だな)が終了した「ドクター・フー」だが、もう各エピソードの質が素晴らしいのなんのって。

以前にも書いたけど「時間と空間を自在に行き来できるドクターとその連れ」というシンプルなコンセプトを最大限に活かし、多種多様な世界を舞台にSFあり、コメディあり、ホラーあり、ミステリーありと実に見事な展開を毎回にわたって見せつけてくれたのです。新たなコンパニオンのマーサはドブスのローズと違って俺好みの美人でいい感じだし、「LIFE ON MARS」のジョン・シム演じる宿敵「マスター」との対決につながるまでの伏線も、以前の「BAD WOLF」や「トーチウッド」よりもさらに巧妙に織り込まれていて話に統一感を与えてくれている。

このように傑作揃いのシーズン3だったけど、特に「GRIDLOCK」「FAMILY OF BLOOD」「THE SOUND OF DRUMS」あたりのエピソードは非常に面白かった。そして個人的な最優秀エピソードは何と言っても「BLINK」。大人をビビらせるくらいの怖さ満点な演出と、「動かない敵」と「過去からのメッセージ」を巧妙に使ったアイデアの見事さ。思わず画面に向って拍手しちゃいましたよ。本当に。

果たしてシーズン4はシーズン3を超えるくらいのものになるんだろうか?とりあえずいま分かっている情報を挙げると:

●年末のクリスマス・スペシャルはタイタニック号を舞台に、カイリー・ミノーグがゲスト出演するらしい。
●新コンパニオンとして昨年のクリスマス・スペシャルに出たドナが復帰。
●マーサは「トーチウッド」に3話ほどゲスト出演したあと、シーズン4の後半から復帰。

ちなみに「トーチウッド」といえば、キャプテン・ジャックの将来をバラしちゃったのはどうよ、という感じ。あれはちょっと…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です