最近はラッパーというよりも俳優という印象の強かったアイス・Tによる、ヒップホップ文化およびラップの歴史や影響などについて語られるドキュメンタリー。

特に筋道の通った構成があるわけではなく、アイス・Tと交流があるさまざまなラッパーたちがそれぞれのヒップホップ論を語っていくわけだが、ニューヨークのオールド・スクール一派に始まりデトロイトを経由してロサンゼルスに至るまでに出てくる面子が非常に豪華で、チャック・Dやエミネム、コモン、カニエ・ウェスト、メリー・メルなどといったラップ界の新旧スターが勢揃いといったところ。一方でビースティ・ボーイズやRZA、LLクールJ、南部のアウトキャストなどといった面々は登場していない。しかしみんなガタイがいいのう。出てくる人たちのBボーイ系のファッションにも注目。

ラッパーの常としてみんな言うことがデカいので歴史的考証などは結構いいかげんそうなのだが、各人のリリックに対する考えなどは聞いていて興味深いものがあったよ。個人的にはビーツの作り方とかDJのやり方といった技術的なことも聞きたかったな。また多くの人がフリースタイルを披露してるのだが(エミネムはカンペ読んでるけど)、あれ言葉が多すぎて日本語字幕とかつけるの無理だよなあ。

ラップの完全な初心者向けのドキュメンタリーではないが、俺みたいにそんなに詳しくない者でも楽しめる作品になっておりました。

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