アジア映画祭

日本からの仕事をする必要があったので、昼間はずっと家にいる。
黒人向けチャンネルのBETチャンネルを何気なくつけたら、「この番組はカナダでの放送権に問題があるため放送をブラックアウトしてます」という表示がひと番組ずっと続いていた。別の番組で差し替えをするわけでもなく、番組を1つそのまま抜いてしまうところが日本とは違うよな。BETは他の番組でも画面中にデカデカとザブトン(黒み)をのせたりしてたけど、何が問題なのだろう?

夜は今週行われていた「アジア映画祭」の打ち上げパーティーに顔を出してみる。映画祭では中国とかからの面白そうな作品を披露してたらしいが、時間と金銭的余裕がなくて観に行けなかった。あとトリに「あずみ」を持ってきたのは何なのだろう。完全な部外者ではあったが、とりあえず主催者と話はできたのでメールをあとで送っておこう。帰りのバスで同じパーティーに参加してた日本人の人と話をする。トロントに住んで7年になるとか。長いなあ。

Bubba Ho-Tep

DVDで「Bubba Ho-Tep」を観る。テキサスの老人ホームで生きていたエルビス・プレスリーと、JFKだと自称する黒人の老人が、甦った古代エジプトのミイラと戦うという変な話。監督が「ファンタズム」の人で主演がブルース・キャンベル、とくればB級の王道を行く作品に決まってるわけだが、原作(ちゃんとある)がジョー・R・ランズデールなのでそれなりに話はしっかりしている。逆に言えば話がストレートすぎて破綻してないという不満(?)もあるのだが。特撮とかはしっかりしてるのだけど、やはり低予算なのが露骨に分かるのがちょっと悲しい。ちなみにDVDにはエルビス(に扮したキャンベル)のコメンタリー(スナックをバリバリ食べながら文句をたれるだけ)なんていうイカした特典もついてくる。日本公開はされていないけど、やはり特定のファン層にはとてもウケるんでしょう。

エキストラ登録

ウェブサイトでみかけた、「映画のエキストラ募集!」という広告につられてビデオ屋近くのエージェンシーに行く。登録料として100ドル近く払わされるのだが、正規のエージェンシーらしいし、まあ経験してみる価値はあるということで。担当の奴はえらく横柄な感じがしたが、映画業界はあれが普通なのだろう。他の職種は日本よりもヨコ社会なのに、映画業界だけはタテ社会なんだよな。いきなり自分の寸法とか聞かれても分からないっての。現在進行中の作品を見せてもらったが、ドリュー・バリモアの劇場長編「フィーバー・ピッチ」以外はTVシリーズなどの仕事が多いようだ。もらってきた「エキストラのしおり」を読む限りでは、エキストラの給料は時給9ドル、エキストラの数が30人以下の現場だと19.90ドルなのだとか。本当に仕事がくるのかね?

アメリカン・スプレンダー

「アメリカン・スプレンダー」を観る。思っていたよりもずっとオフビートの作品だった。主人公の生活が淡々と語られていくだけの内容。もうちょっとロバート・クラムが登場するかと思っていたが、そうではなかった。主人公本人を登場させるなど、いろいろ工夫してるのは分かるんだけど期待外れかな。どうしても大傑作ドキュメンタリー「クラム」と比べてしまうので。主人公の同僚ですごいオタクの人は面白かったけど。

就職用のワークショップ

今日は朝から就職用のワークショップへ。天候が悪かったせいか、なんと出席者は俺1人だった。よっていろんなことをみっちりと教えてもらう。履歴書を就職用のサイトに登録するための講座なのだが、日本と違って目的とする職種によって履歴書やカバーレターの内容を調整しなければならないので、場合によっては何種類も履歴書を登録しなければならないのが面倒といえば面倒。

午後は家からちょっと離れたところにあるアーツセンターへ足を運ぶ。ボランティアの口があるということで行ってみたのだが、教会の一室で女性が数人働いてるだけの、なんか陰気なところだし、あまり手伝えそうなこともなさそうなことが分かる。昔とった公演会とかのビデオを編集してくれないかと言われ、とりあえず家で編集しようかと思ったが、よくよく考えると家のテレビデオはアウト端子がないので、ビデオの映像をパソコンに取り込むことが出来ないのだっった。