ライフタイムの新シリーズで、以前に同じ局でやったTVムービー(日本ではVODスルーで出たやつ)をもとにしたもの。
ライリーは2人の子供を抱えた主婦だったが、夫は失業中で家計は苦しく家のローンもきちんと払えない状態だった。そんなとき彼女は知人からマッサージの仕事を紹介されて店で働くことになるものの、実はその店は男性にエッチなことをして追加料金をもらっていたのでした。それに憤慨したライリーは普通のマッサージしか求めない客だけしか接待しないと伝えるものの、ある日突然夫が家を出て行ったことから家計がさらに苦しくなり、仕方なく彼女はエッチなことも手がけるようになるのですが…というようなストーリー。
とはいえエッチな展開をあまり期待してはいけませんよ。ライフタイムは女性向けのネットワークですからね。むしろその種のサービスに関わる女性たちの裏話を軽く描いてるような感じ。男たちは実はエッチなサービスよりも自分たちのグチを聞いてくれる女性を求めている、なんてベタな展開も出てきて、よくある「ハートはピュアな娼婦たち」ものって感じですかね。それでもマッサージ業界からは「うちらはエッチなサービスなんて施してない!」と抗議を受けてるようで、まあそりゃそうだろう。
主役を演じるのはTVムービーと同じくジェニファー・ラブ・ヒューイットだが、大まかな設定以外はTVムービーとは別物という扱いらしい。もはや映画や地上波ネットワークで主役を張れるわけでもなく、どうも微妙な立場にいる役者だよね、この人。アイシャドーが濃すぎると思う。あとはシビル・シェパードとかミミ・ロジャースとかが出演してた。ちなみにマッサージを受けにくる男性たちがみんな筋肉モリモリのイケメンたちばかりというのは、やはり女性視聴者たちへのサービスなんだろうね。
別に面白くはないんだけど無理のある展開があるわけでもなく、ベタな女性マンガやメロドラマを気楽に嗜むつもりで観ればそれなりに楽しめる作品なんじゃないでしょうか。
VIDEO
Filed under: 海外テレビ番組 | Comment (0)
「グレイズ・アナトミー」のションダ・ライムズによるABCの新作シリーズ。
オリビア・ポープは大統領の元側近で、ワシントンで法律事務所を運営している切れ者のエージェント。顧客が何かしらのスキャンダルに巻き込まれたとき、彼女とそのスタッフはあらゆる手を尽くして顧客を守り、スキャンダルをもみ消すのだった…というようなプロット。
悪い意味でこなれたクリエーターが作った番組だなあ、といった感じ。第1話では殺人の容疑をかけられた著名な兵士をオリビアたちが助けるAプロットに加え、不倫の疑惑が出た大統領を救うBプロット、さらにスタッフの1人が恋人にプロポーズしようとするCプロットまでもが登場するんだけど、このように複数のプロットを絡めてストーリーを引き延ばすのってシーズン途中の「普通の」エピソードで行われることであって、第1話はもっと派手なAプロットだけを披露して視聴者にインパクトを与えるべきものだと思うんだけどね。今回は3つのプロットを順繰りに回収してってるものだからえらく冗長な話に感じられたよ。
主人公のオリビアはとてもタフな女性で、自らの直感に自身をもっており「私の直感は絶対よ!外れたりしないんだからね!」なんて豪語してるものの、第1話からさっそくその直感が外れて人を自殺未遂に追い込んだりして、何やってんだかという感じ。彼女の下のスタッフも「俺たちはスーツを着た闘士たちだ!」なんて吹聴してるわりには、単に家に帰らず夜中まで事務所にいる社畜にしか見えない。彼らは顧客を守るために殺人現場まで行って調査をしたりするものの、顧客の無実が証明されると「捜査は警察の仕事だ」なんて言って結局誰が真犯人だか分からないという展開も片手落ちでないかい。
おれ「グレイズ・アナトミー」って殆ど観たことないけど、ションダ・ライムズって奥行きのある人物描写が下手だったりする?なんか決めゼリフが先にあって、それを言わせるために登場人物を作ってるような、そんな印象を受けるんだよな。コテコテのリベラル寄りな最後の展開も、作り手のメッセージが露骨に感じられて何か嫌だったな。
プライムタイムのドラマの主人公に黒人女性を持ってきたことは評価できるが、出来としては微妙なところだな。全7話の第1シーズンは放送されるだろうけど、第2シーズンがあるのかどうかは何とも分からないところです。
VIDEO
Filed under: 海外テレビ番組 | Comment (0)
ABCの新シリーズ。別名「Don’t Trust the Bitch in Apartment 23」もしくは「Apartment 23」で、日本では「23号室の小悪魔」って題名になるんだっけ。前も書いたように、変にリスキーな題名にしたって見返りは少ないと思うんだけどね。ABCっていちばん保守的なネットワークなのに何をしたいのやら。
大きな期待を抱いて田舎町からニューヨークにやって来たジューンは、仕事の初日に会社が摘発されて閉鎖されるという憂き目に遭い、会社が用意してくれたアパートを追い出されてしまう。このまま故郷に帰るわけにもいかず、ルームメイトつきの部屋を探した彼女は、クロエという女性が住む23号室のアパートへと移ることになる。しかしクロエは天性の詐欺師で、いままで多くのルームメイトを騙して財産を奪ってきたばかりか、ジューンの婚約者まで寝取ろうとするのでした…というようなプロット。
小悪魔クロエを演じるのが「ブレイキング・バッド」で大変素晴らしい演技を見せてくれたクリステン・リッター(はあと)。彼女の元彼氏という設定でジェームズ・ヴァン・ダー・ビークが本人自身を演じていて、未だに「ドーソンズ・クリーク」のドーソン役だけで知られ、最近はあまり売れてない俳優、という実際の境遇を的確にとらえたキャラクターになっている。これはうまく扱えば面白くなりそうな設定なんだけど、他のキャラクターとどこまで馴染むことができるのかはよく分からんね。そしてジューンを演じるのがドリーマ・ウォーカーという女優なんだけど、ちょっとケバくて田舎娘に見えないのが残念。もっと素朴な外見にしたほうがクロエとの対比が目立っただろうに。
女性中心のアパートメントものということで、「NEW GIRL」に近いノリがあるかな。女性同士の軽快なやりとりがある分、個人的にはこっちのほうが好きかもしれない。あとはやはりジェームズVDBの存在がどこまで話にうまく絡められるかがポイントだな。みんな「ドーソンズ・クリーク」って憶えてる?トム・クルーズの奥さんが出てたそんな番組があったんだよ!
VIDEO
Filed under: 海外テレビ番組 | Comment (0)
これまたNBCの新作コメディ・シリーズ。
サンフランシスコに住んでいたジェシカは夫と離婚したことから、ニューヨークにいる親友のレノンのところに引っ越すが、そこにはレノンのボーイフレンドであるジョーも同居しており、彼らと暮らすことになったジェシカは何となく気まずい立場に置かれ…といった感じのプロット。
ちなみに「レノン」って女性のファーストネームでもあるのね。ジェシカとレノンをそれぞれジェシカ・セント・クレアとレノン・パーハムという女優が演じていて、彼女たちがこのシリーズのクリエイターでもあるらしい。ゲームばかりやってるボンクラのジョーは「HAPPPY ENDINGS」のゲイの人に似てるなあ、と思ったら元々彼がキャスティングされてた役なのか。
昨日の「BENT」同様に、コメディとしてはジョークが足りないんじゃないの、といった感じの作品。その一方で恋人同士のケンカとかがリアルに描かれてたりするので、どこらへんでどう笑っていいのか戸惑ってしまうな。出演者の演技は巧いし男女関係を描いたドラマとして観るとそんなに悪くないんだけど、シリーズとしてどうやって話を続けていくことが出来るのかは不明だな。まあシットコムを第1話だけで判断するのは非常に難しいところではあるのですが。あと黒人とイタリア人がちょっとステレオタイプ気味に描かれてるのが気になる。
最近よく「AV CLUB」では「マルチカメラのコメディは廃れたのか? 」みたいなことが書かれていて、まあ個人的にはマルチカメラのシットコムってそんなに好きではないものの、この作品みたいな登場人物も少ない恋愛コメディだとマルチカメラのほうが向いてるんじゃないかと思う。単にシングルカメラのコメディには「アレステッド・ディベロップメント」という大傑作があるためにどうしてもあちらと比較してしまうだけかもしれませんが。
第1話の全部がアップされてた:
VIDEO
Filed under: 海外テレビ番組 | Comment (0)
最近はケーブル局にさえも視聴率で負けて、凄惨な状態になっているNBCの新作シリーズ。これコメディ…だよね?
離婚した夫がインサイダー取引で服役中のアレックスは、1人娘のチャーリーを抱えたシングルマザー。彼女は引っ越した家のキッチンを改装しようと大工のピートを雇うが、彼は元ギャンブル中毒の女たらしで、アレックスも口説こうとしてくる始末。肝心の仕事もいい加減なためアレックスはピートをクビにしようとするものの、彼にチャーリーがなついたこともあり彼を再び雇うことに。こうしてアレックスとピートは微妙な仲になり…というようなプロット。
アレックスを演じてるのがアマンダ・ピートなんだけど、彼女はどの作品でも肩に力の入った真面目で幸の薄い女性を演じてるような?そしてこの作品の第1話は、彼女が主演してそうなロマンチック・コメディ映画の最初の30分かと勘違いするような内容であったよ。おカタいキャリアウーマンがボンクラの男と出合い、最初は反発するもののやがて恋仲になる…というような黄金のパターンのやつ。それはそれで結構だが、TVシリーズでそれやると話が続かないんじゃないかしらん。
そしてボンクラのピートを演じるのはデビッド・ウォルトン…って誰だ?「キッズ・オールライト」のマーク・ラファロに少し似てるかな。彼の父親を演じるのがジェフリー・タンバーで、アレックスの娘のチャーリーを演じるジョーイ・キングって「ラモーナのおきて」の主役の子なのか。あとは「Friday Night Lights」の人なんかも出演している。
最近のトレンドに乗っ取ってシングルカメラのスタイルをとっているものの、話のプロットとか音楽の使い方から察するに「フレンズ」みたいなマルチカメラのシットコムにしたほうが良かったんじゃないかな。コメディにしてはジョークが少ないし、ドラマにしては話が凡庸だし…という煮え切らない感想が残る作品。とはいえ本国での批評家の評判は高いようなのですが、NBCが全然宣伝しないまま放送したため視聴率はヒドいものだったらしい。よってあっという間に終了するであろう作品。
VIDEO
Filed under: 海外テレビ番組 | Comment (0)