トロントに住んで半年以上になるものの、まだ行ったことなかったナイアガラを訪れる。 料金が安かったんでチャイナタウンから出てるカジノ行きのバスに乗ったんだけど、平日の昼間だってのにバスはいい年した男女で満席。当然みんな観光などでなくカジノが目的なので、日本で朝っぱらからパチンコ屋の前に並んでる連中のような、何とも言えないタルさが車内に蔓延してたのでございます。

それから2時間もせずにナイアガラへ到着。観光以外に何ら取り柄のない町とはいえ、熱海の秘宝館のごとき悪趣味なアトラクションが立ち並ぶその光景に圧倒される。コニー・アイランドとかに比べれば非常に活気のある所なんだけど、ものすごく似てないアンジェリーナ・ジョリーのロウ人形とかが店先に飾られてるのを見ると、あんなので喜ぶ人がいるのかって本気で考えてしまう。「凶悪犯罪者のロウ人形の館」なんて、誰がカネ払ってまで見に行くんだろう。

とりあえずそんなアトラクションは無視してナイアガラの滝へ。谷底へ2つの滝が流れ込む光景はさすがに壮大。付近を歩いてるだけでも水しぶきがとんでくるほど。遊覧船にも乗り込んで滝のふもと付近までいったら、水しぶきがすごくて、事前に配られたレインコートを着ててもずぶ濡れになる。暑い日に行ってよかった。

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それから後はバスの時間まで町をブラブラする。しかしろくな説明もなくバスが1本キャンセルされ、おかげで2時間も待つことに。しかもやっと来たバスでは待ってる人全員を乗せられないため、誰が先に乗るかで中国語と英語が入り交じる大騒ぎに。とにかく最低のバス会社だった。 バスを待ってる際にカジノで小勝ちしたのはよかったんだけどね。

こないだ書いた「NXNE」の一環である、ニューヨーク・ドールズのライブを観に行く。 もうかれこれ30年以上前に結成されたバンドなので、生存してるオリジナル・メンバーが2人しかいないとか、年のせいかデビッド・ヨハンセンが歌詞カード読んでるとかといった点もあるものの、そんな些細なことがまるで気にならないくらいに活力にあふれたライブだった。「TRASH」や「FRANKENSTEIN」といった曲のほかにもジャニス・ジョプリンの「PIECE OF MY HEART」などを演奏しながら、ラストは「PERSONALITY CRISIS」で締め。おまけにベースが元ハノイ・ロックスのサム・ヤッファときては喜ばずにいられまい。写真がピンぼけで失礼。
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トロントにいられるのもあと2週間ほどだってのに、暑さにやられてあまり外に行く気がしない日が続いている。もっとも暑いったって25度くらいなんだけど、長く寒い冬を経験した後のせいか、なんか体がダルい。でも家のすぐ近くの湖畔では日光のなかを老若男女が気ままに散歩してたりしていい感じ。 これくらいの暑さにやられてるようじゃ、日本に帰ったら適応するのに大変だろうなあ。

チケットが余ってるということで知り合いから誘われ、デンマークのバンド「ザ・レヴォネッツ」のライヴを観に行く。会場オープンが10時くらいで、前座が2バンド出て、メインアクトが登場するのは12時過ぎというのが、やはり日本とは違う。こっちはパブでもバーでもライブハウスでも全部禁煙なので、隣の奴のタバコに焼かれるといった目に遭わないのがうれしい。 名前はちょっと知ってたものの音楽はまるで聴いたことのないバンドだったけど、男女2人組とサポート3人という編成で、音楽はサイコビリー調でたまに60年代ポップスのカバーをやるような感じ。ギター3本という肉厚なサウンドはよかったものの、ボーカルが聴き取りにくく、3分くらいの似た曲が何曲も繰り返される、というワンパターンな感じは否めない。数年前にもライヴを観たことのある知り合いも、「今回はちょっとイマイチだった」みたいなことを言ってた。

クランプスなんかに比べれば演奏スタイルは非常にストレートだったけど、男のメンバーのほうが、何というか中東の雑貨屋の怪しい店長というような、実にあぶなそうな目つきをしてたのが印象に残ってるのであります。

火曜日は一番安い席が2ドルの日、ということでレッドソックス戦を観に行く。 点をとったりとられたりのシーソーゲームで同点のまま9回裏まで行き、リード・ジョンソンがサヨナラ3ランを打って終わるという、なかなか劇的な試合だったのであります。

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