機内で観た映画2018 その1

ちょっと長いフライトに乗ったので、機内で観た映画の感想をざっと。R指定の作品が多かったので、劇場版にくらべて内容がどの程度カット・編集されてるかはよくわかりません:

・「UPGRADE」:ジャンル映画界隈で話題のSFアクション。暴漢に妻を殺されて自分は四肢麻痺になった男が、首に実験的なコンピューターチップを埋め込まれて運動機能を取り戻し、自分を襲った者たちに復讐していくというもの。チップに身を任せることでケンカのプロとなるあたりがちょっとコメディっぽいけど、意外と真面目にSFしている作品ではありました。変に自動運転車のようなSFガジェットを出さず、もっと現代的な描写にしても良かったと思うけど。「ハードコア(・ヘンリー)」が好きな人なら楽しめるのでは。

・「クワイエット・プレイス」:アメリカでは大ヒットしましたけどね。被災地で音を立てずに歩くのなら裸足でなく分厚いスリッパ履けよ、とか電気はどこから持ってきてるの?といった設定の細かい点がなんか気になってしまった。ストーリーも捻りがあるかと思いきやそうでもなかったし。お金のかかった「トワイライト・ゾーン」の1エピソード、といった感じ。

・「LEAN ON PETE」:父親を失った少年が、殺処分されそうな競走馬を連れて遠くの親戚の家に行こうとする青春ロードムービー。批評家の評判が良いので観てみたけど、まあ普通のドラマといったところかな。スティーヴ・ブシェミにクロエ・セヴィニー、スティーブ・ザーン、エイミー・サイメッツといったインディペンデント映画の名役者がちょっとだけながらも顔を揃えているのは凄いんだけどな。

・「タリーと私の秘密の時間」:マニック・ピクシー・ドリーム・ガール(死語)の新たな発展系か?と思ってたらまさかの結末。うーん。この監督・脚本・主演なら「ヤング・アダルト」の方が良かったな。ロン・リビングストンはいつだって好きですが。

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