「TOP CHEF」は意外と面白い

top chefiTunesストアで、ブラボー・ネットワークのリアリティ番組「TOP CHEF」の第3シーズンの第1話が無料で配布されていたので、「また低俗なリアリティ番組かい…」と思いつつ観てみたら、何気に面白かった。

番組の内容は十数人のシェフが、いろいろ制限を課せられたなかで料理の腕を競い合い、審査員の評価によって毎週1人ずつが脱落していくというもの。まあよくある「サバイバー」形式だね。「アメリカン・アイドル」とか「フィアー・ファクター」みたいな素人参加型のやつは出演者の辿々しさが見てらんなくて嫌いなんだが、このようにそれなりのプロたちが参加するやつは展開がスピーディで安心して見てられる。1話ごとにコンテストは2回あって、第1話ではビュッフェの食材を使って10分で前菜をこしらえるというものと、ワニやガラガラヘビ、ミルクイにイノシシといったゲテモノ肉を材料に2時間で料理を作るというコンテストをやっていた。ウニやウナギ、アワビなんかもあって、アメリカ人がああいった食材を料理するのを見るのは興味深いものがありますね。「料理の鉄人」のパクリ的な部分もあるんだが、あちらよりも審査員がはるかに辛辣なのがいい。

ちなみにプロ参加型のリアリティ番組といえば、以前にもiTunesストア経由でヘアスタイリストのやつとかインテリアコーディネーターのやつとかも観たことあるけど、どれもこの「TOP CHEF」ほど面白くはなかったと思う。「食」という身近なものを題材にしてるから面白く感じられるのかな。それとも司会者と参加者のテンポが良いからかな。ヒットしたリアリティ番組「プロジェクト・ランナウェイ」と同じプロダクションが作ってるらしく、番組の出来は非常にいい感じ。次回も観たくなるような作品。