最後の展開がイマイチということで大幅な撮り直しが発生し、大コケするのではないかとの前評判を覆してブラピ映画として最大の興行成績を挙げた作品だが、それでもコストが回収できてないのでは?と噂されているあたりがハリウッド大作の悪しきビジネスモデルだよな。

ストーリーの流れもその撮り直しによって生じたのであろうツギハギ感が否めず、ゾンビの感染源をたどって世界をめぐる冒険…になるはずが後半になってその流れが途切れ、かなり行き当たりばったりな展開になっていたような?特にウェールズに到着してからは今までのグローバルなアクションとはうって代わり、かなり小ぢんまりとしたバイオハザード(ゲームのほうね)みたいな内容になるのは違和感があったんだけど、やはりあそこが撮り直しで加えられた部分になるみたい。本来はゾンビの感染源が中国だと示唆されるはずだったのが、「あそこハリウッドのお得意様だから…」という理由でボツになったという裏話を聞くと、ゾンビも中国資本には勝てんのだなあと思う。

なお「ワールド・ウォー」といいつつも、主役不在(らしい)原作に対して映画版の主役はあくまでもアメリカ人のブラピであり、彼が訪れるところも韓国の米軍基地やイスラエルにウェールズといった、アメリカ人にとってあまりエキゾチックではない場所に限定したのが「パシフィック・リム」に比べてアメリカでヒットした原因ですかね?

そして皆が言っているように劇中のブラピはゾンビ以上の生命力を持っていて、さすがに最後のアレはやりすぎだろうと思うが、1人で映画を抱えて頑張っていたよな。ただし主人公は別にブラピじゃなくても良かったんじゃない?という気もするけど。ミレイユ・イーノスはブラピの妻を演じるにはブスすぎるだろ、というのがキャスティングを聞いたときの率直な感想でしたが、夫の帰りを待つ薄幸な感じはよく出ていた。あとはマシュー・フォックスがもっと大きな役を持っていたらしいが、撮り直しにより登場シーンがブチ切られたそうで。

あとは原作と異なりゾンビが走れるようにしたのはビジュアル的に大正解だったとは思うものの、やはりCGを多用しているためアクションに質量感が無いのが気になった。冒頭のトラックが突っ込んでくるところとか、普通は絶対に気づくよな。決して悪い作品ではないものの、あれだけ金をかけたのならもっと良くなる可能性があったのになんか勿体ない。続編の話も出てきているようだけど、関係者はもうこれは放っておいて次なる作品に進むべきでしょう。

Trackback

no comment untill now

Add your comment now