Showtimeの新作シリーズ。クリエーターは「スカイフォール」脚本家のジョン・ローガンで、プロデューサーとしてサム・メンデスが関わっている。例によって第1話が公式サイトで視聴できるのでIPアドレスをゴニョゴニョしてみよう。

舞台は1891年のロンドン。曲芸撃ちの興行のためアメリカからやってきていたイーサン・チャンドラーは、ヴァネッサという謎の女性に腕を見込まれ、とある仕事の用心棒を依頼される。その夜に指定された場所に向かうと、そこで彼を待っていたのはヴァネッサと、マルコム・マーレーという初老の男性であった。そして3人が地下の通路に向かったところ、この世のもとは思えない男たちに彼らは襲撃される。男たちを撃退し検死医に調べてもらったところ、それはエジプトのヒエログラフを身にまとったまったく謎の怪物であった。実は怪物たちはこの世界とは異なる次元からやってきた存在であり、マーレーの娘が彼らに誘拐されてしまったために彼とヴァネッサは怪物と戦っており、イーサンは彼らに加わるよう求められる。一方では怪物を調べた検死医が自室で怪しい実験を行なっており、落雷とともに椅子につながれた人造人間が動きだす…というような展開。

第1話はかなりもったいぶったペースで話が進んでおり、登場人物の名前もなかなか明かされたりしないのだが、ちょっとネタバレしてしまうとこの検死医の名前はビクター・フランケンシュタイン。そう、彼ですね。あとはマーレーの娘はミナ・マーレー(ミナ・ハーカー)のようだし、他にもドリアン・グレイなどといった19世紀末の小説のキャラクターがいろいろ登場するみたい。それって「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」では…という気もするが、まあコンセプト自体はアラン・ムーアのオリジナルというわけでもないし目をつぶろう。むしろ映画版「リーグ」(あれはあれで俺は好きだ)以上に「リーグ」っぽくて楽しめるかも。ただし「フランケンシュタイン」とか「ドリアン・グレイ」ってペニー・ドレッドフル(当時の通俗小説の呼称)というよりも純小説なんじゃないのか。

舞台がイギリスで撮影がアイルランドということもありヨーロッパの役者がいろいろ出演していて、エヴァ・グリーンやティモシー・ダルトン、ロリー・キニアといった結構立派な面子が揃っているほか、今後はビリー・パイパーなども出演するみたい。アメリカ人としては久しぶりに顔をみたジョシュ・ハートネットがイーサン役を演じています。

Showtimeの番組としては比較的異例なアクション中心のドラマだが、個人的には結構楽しめる内容であった。とりあえず今後はドラキュラとかシャーロック・ホームズみたいな有名キャラは登場させずに、バネ足ジャックみたいなマイナーなやつを登場させ、変な方向に話が進んでいくことを勝手に期待します。

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