イギリスはチャンネル4の新作コメディ番組「IT Crowd」を観る。脚本&監督が「ファーザー・テッド」のグラハム・リネハン、プロデューサーが「ザ・オフィス」のアッシュ・アタラで、おまけにあの「BRASS EYE」のクリス・モリスが出演しているときては、こりゃ観ないわけにはいかないって。 タイトルから分かるように、話の主人公はコンピューター・ナード(おたく)たち。ロイとモスの2人は典型的なナードで、オフィスビルの地下の薄汚い部屋に居座り、上層階の社員たちのコンピューターのサポートをしながらダラダラと毎日を過ごしていた。ところがある日、コンピューターのことなんて全く分からないジェンという女性が彼らの上司として加わることになって…というのが第1話のおもなストーリー。

コンピューターおたくが主人公の話なんて、とっても90年代的な感じがするんだけど、あまりコンピューターを中心に話が進むわけではなく、むしろオフィスの日常を舞台にしたスラップスティック・コメディになっている。でもコメディのスタイルとしては前衛的だった「ザ・オフィス」よりも、より古典的な「ファーザー・テッド」に近いものがあるかな。主人公たちが島流し(この場合は地下室)に遭っているところなんて「ファーザー・テッド」みたいだし、ロイ(ツッコミ)とモス(ボケ)の関係も、テッドとドゥーガルのそれに似ているかと。

ちなみに会社の社長を演じるのがクリス・モリス。威圧的ですぐ社員をクビにするものの、頭のネジがどこか緩んでいるキャラクターを絶妙に演じている。やっぱりこの人がいるだけで話がグンと面白くなるような気がする。また「BRASS EYE」やってくんないかなあ。

まだ始まったばかりなので脚本がこなれてない部分もあるし、役者の演技も少し大げさなような気がするけど、第2話のキレっぷり(日本人の通訳が最高!)から判断するに、結構期待の持てるシリーズになりそうだ。「ザ・オフィス」や「ファーザー・テッド」に匹敵する番組になれるかな?

あとロイたちのいる部屋には、ジミー・コリガン人形やジム・ウッドリングのポスター、「空飛ぶスパゲッティ怪獣」の絵なんかがいろいろ飾ってあって楽しい。でもナードってもっとメインストリームなコミックを読みそうな気がするけど、どうなんだろう。どうでもいいことですが。

Trackback

no comment untill now

Add your comment now