アメリカでも今夜初放送ですが、某所で第1話を観てしまったので。日本でも近日やるそうな。
原作のファンだというセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグが頑張ってシリーズ化にこぎつけた作品だが、内容はコミックと結構変わってたりもする。チューリップが黒人になってるのはいいとして、キャシディはサングラスをよく外すし、吸血鬼を狙う組織?に追われているという設定みたい。またロードムービー的な要素が無くなっていて、主人公のジェシー・カスターは地元の町で牧師の業務を続け、彼の能力を狙った天使たちが町にやってくるというような内容になっている。まあ第1話ではセイント・オブ・キラーズやザ・デュークといった主要なキャラクターも出て来ないわけだが、さすがにジェシーが生まれた農場とかには旅するよね…?
まあこれだけ原作と違うとそれなりの不安を抱いてしまうわけですが、上記したように原作を熟知してる人たちが製作に関わってるわけで、まあ原作のエッセンスは保存されてる、ということに期待しましょう。キャシディの度を越した暴力描写などは原作に近いし、テレビ映えもするかと。あとはアースフェイスが特殊メークによって見事にアースフェイスなのですが、こちらはテレビ映えしないだろうな。
主役を演じるドミニク・クーパーはかつて「エージェント・カーター」でハワード・スタークを演じてたりしたが、ジェシー・カスターの雰囲気(ちょっと切れ長の目とか)をうまく出していていい感じ。キャシディ役のジョセフ・ギルガンは「パレードへようこそ」などにも出てたが、もともと「ミスフィッツ」とかでサイコな役を演じてたのですね。チューリップ役のルース・ネガもアイルランド育ちということで、主役3人はみんなアメリカ人ではないのか。
同じ局の「ウォーキング・デッド」に比べ、原作を知らないととっつきにくい部分が多々あるため、あれほどのヒットにはならないと思う。とはいえそれなりに話題になって、ガース・エニスの他のコミックが多くの人の目に触れられることを期待します。