「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」鑑賞

感想をざっと:

  • 例によってディズニープラスのシリーズのほうは観てないので、サム・ウィルソンがキャプテンになった経緯はよく知らなかったりする。イザイア・ブラッドリーが登場してたことも知らんかったです。
  • キャプテン・アメリカ作品ということもあってかそこそこ政治サスペンス的な要素も加わり、ファミリー層向けになんか腑抜けた内容になっていた「アントマン」とか「マーベルズ」に比べれば良い出来になっていたと思う。
  • 今更になって「インクレディブル・ハルク」とか「エターナルズ」のストーリーを回収してくるのは誰も望んでないのではないかと言う気もするが、まあいいや。
  • 個人的にはサンダーボルト・ロスを演じるハリソン・フォードの演技が全体を支えたものになっていると感じた。あの歳になってもタフガイを演じることが多い彼が、今回はもっと弱みを抱えたタイプになっていて、いい演技を見せていたのでは。
  • でも常識的に考えて、大統領の側近にイスラエルのエージェントを配置したりはせんよなあ。
  • ここ最近のマーベルのヒーローってナノテクノロジーに支えられた、一瞬で着脱できるようなスーツを着込んでるのがあまり好きではなかったのですが、今回は(ヘルメットを除いて)ちゃんと着こなすようなスーツが出てきたのは好き。
  • アメリカのライバルを中国に設定すると、中国で公開できなくなるという配慮から日本にした、という説も見受けられるけど、どうなんでしょうね?そもそもマーベル映画って最近までは中国で公開されてなかったし、そこらへんあまり気を遣ってなさそうな。

本国での評判はあまり良くないようだけど、ここ最近のマーベル映画としては悪くない内容だったと思う。今年はこのあとも「サンダーボルツ」に「ファンタスティック・フォー」が控えているわけで、来年のアベンジャーズ映画までにまた勢いを取り戻すことができるかな?