「Hellboy: Sword of Storms」鑑賞

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米カートゥーン・ネットワークのオリジナル長編アニメ「Hellboy: Sword of Storms」を観る。要するに「ヘルボーイ」のアニメで、声優にロン・パールマンやセルマ・ブレアが起用されてるところなんかは、コミックよりも映画版をベースにしてると言えるかな。あの大傑作「AMAZING SCREW-ON HEAD」と違って絵柄が原作と異なり、今風の「アニメ絵」なデザインになっているものの「ティーン・タイタンズ」ほどひどくはないので、それなりに楽しめる作品だった。

話の舞台となるのは日本で、大昔に侍が風神と雷神を封じ込めたという刀によって異次元に飛ばされたヘルボーイが、妖怪や魑魅魍魎を退治していく…というのが大まかな内容。カッパもでてくるでよ。日本が舞台の外国作品って、日本の姿を何か勘違いしたような怪しい描写が多かったりするけど、この作品は完璧とまでいわないものの漢字とかはきちんと描かれていた。どうも製作にマッドハウスが関わってるみたい(ただしスタッフは韓国人)。原作で唯一日本を舞台にした、ろくろ首のエピソードも途中に挿入されてるのがファンには嬉しいところ。

不満があるとすれば、ストーリーが比較的ストレートで起伏に乏しく、エイブ・サピエンやリズ・シャーマンが活躍するサブストーリーもあんまり本編に関係なくて、70分ほどの尺がずいぶん長く感じられたことかな。45分くらいに引き締めてくれれば良かったかも。でも決して悪い作品ではないし、第2弾の製作も決まってるようなので期待しよう。

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