今年を代表する言葉

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ウェブスター辞典の出版社であるMerriam-Websterが投票により選出した、今年を代表する言葉は「truthiness」なんだそうな。

これはスティーブン・コルベアが「コルベア・レポー」で創出した言葉で、「事実ではないんだけど、事実のように思えること」もしくは「頭で考えたのではなく、胸で感じたこと」といった意味。要するに諸々の事実を無視して直感で行動するブッシュを揶揄したものなんだけど、国際関係を無視して靖国神社に参拝し「これは心の問題です」みたいなことを言ってたコイズミも似たようなもんだよな。

この言葉が「コルベア・レポート」で初めて使われたのは2005年のことで、すでにAmerican Dialect Societyの「2005年を代表する言葉」に選ばれてるんだが、それが1年かけてさらに認知度を高めて今回の選出に至ったわけだ。ここらへんの遍歴はウィキペディアが詳しい。ウィキペディアといえば、同じくコルベアーの作った言葉に「Wikiality」というのがあって、これは「事実でなくても、大勢が同意をする物事」みたいな意味。

こういうトレンドを見ても、今年はスティーブン・コルベアーの年だったというのがよく分かるね。

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