ガンに冒されていることは知っていたからいずれ遠くないことだとは分かっていたけれど、やはり残念。こないだも短編集を読んで、その独特の想像力と文体に酔いしれたばかりだったのに。
衝動に取り憑かれた男、フェム・ファタール、廃墟、現代文明、暴力などといったテーマの扱いかたはいずれも他の作家とは一線を画したものであり、SF界だけでなく現代イギリス文学界にも大きな影響を与えた人物だったと思う。個人的にはテクノロジー3部作や「ヴァーミリオン・サンズ」に大きな衝撃を受けたっけ。追悼の意をこめて連休中に何かまた読もうかな。
あの世ではロナルド・レーガンをファックしてください。合掌。