なんか先月末にイエス・メンがまたやってくれたらしい。
今回の活躍の場となったのは(当然のように)、ハリケーン災害から1年たったルイジアナ。彼らはニューオリンズの市長やルイジアナ知事も出席した会合に現れ、住宅都市開発省 (HUD)のエージェントの名をかたって「いままでのHUDの方針は誤りであり、都市整備を目的とした無傷の家屋の打ち壊しを中止します」とか「地元の商売を栄えさせるため、この地域からウォル・マートが撤退します」「エクソンとシェルが600億ドルの利益のうち、86億ドルを復興のために寄付することになりました」などといった、相変わらず痛快なウソを述べてったそうな。
HUDが何をやってるとこなのかよく分からないのと、例のコスプレ披露がなかったようなので、今回はいまいちパンチ力が弱いような気がするけど、こうやってゲリラ的に体制側をおちょくってる人々がいるというのは実に嬉しいことなのであります。今回の話を聞いたHUDの人は「そいつらっていったい何者??」と激怒したらしい。はっはっは。こうやって露骨に企業とかをコケにしながら、逮捕されないのはどうやってるんだろう。
ちなみにカトリーナ被災地は本当にまるで復興が進んでないらしい。1年たっても電気が通じてない地域があるってのは信じられないよな。今回のイエス・メンの行為に対する、現地の人の「ウソのほうが現実よりはマシよ」という言葉が多くを物語っている、と思う。
神出鬼没のイエス・メン、次はどこに登場するかな?