「NO ORDINARY FAMILY」鑑賞


こないだ始まったABCのドラマ。

ここ最近のハリウッドではスーパーヒーローもののトレンドが一段落した感じがあって、相変わらずアメコミ原作の大作映画が作られている一方で、『普通の人が超能力を身につける』というプロットの映画がいろいろ企画されてるらしい。こんど日本でも公開される「キックアス」もその1つになるのかな。

この「NO ORDINARY FAMILY」もそんな内容のドラマで、ティーンの娘と息子を抱えた夫婦が、家族そろって南米に旅行へ行ったところ、飛行機が墜落してジャングルの川に4人は放り出されてしまう。その結果4人はそれぞれが特殊な能力を持つようになり、父親は強靭な肉体を誇り、母親は猛スピードで走れるようになる。そして娘は読心術を身につけ、息子は難解な計算も瞬時に解く能力を持つようになった。彼らはこれらの能力を犯罪撲滅などに役立てながらも、ごく普通の一家として暮らそうとするのだが…というようなプロット。

まあ一言でいえば「実写版Mr.インクレディブル」といった感じだけど、当然ながらあの映画ほどの面白さはなし。一家のほかにも超能力をもった人物がいることも示唆されて、ちょっとサスペンスっぽい話にもなってるんだけど、ファミリードラマをやりたいのかコメディをやりたいのかサスペンスをやりたいのか、どうも煮え切らない感じがすることは否めない。

主人公の父親を演じるマイケル・チキリスは「ザ・シールド」の主演で知られる人だが、こういうコメディ・タッチの作品てあまり向いてないんじゃないかな。本国でも大して評判は良くないようだし、すぐに打ち切られないとしてもあまり長続きはしないんじゃないでしょうかね。

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