DVDでラルフ・バクシの「ウィザーズ」を鑑賞。結論から言うと明らかに失敗作で、アニメーションの出来も悪いしストーリーも十分に練れてないような気がするが、それでも興味深い作品であることには変わりない。あまりにもアンチクライマックスな最後の戦いには度肝を抜かれたけど。「指輪物語」でも多用していたロトスコープの映像がカッコいい。
ラルフ・バクシというとアングラなイメージがあるけど、この作品は大手スタジオの20世紀フォックスが配給したもの。その公開2週間後にフォックスが出した「スター・ウォーズ」が大ヒットしたため、「ウィザーズ」はヒットしていたにも関わらず上映館を次々と外されていったというバクシのコメントが涙を誘う。