「AQUAMAN」鑑賞

ずっと前にアクアマンがTVシリーズ化されるかもしれないと書いたけど、本当に制作されてしまった。でもパイロットが作られたのみで、結局シリーズ化はされないみたい。んでそのパイロット版(別名「MERCY REEF」)がiTMSで販売されていた。失敗したパイロット版を有料で売るなよワーナー。 主人公を演じるのはジャスティン・ハートリーとかいうハンク男優で、共演者はルー・ダイアモンド・フィリップスにヴィング・レイムズと少し豪華。ついにTVシリーズの脇役にまで落ちたかフィリップス。フロリダで養父と暮らすアーサー君は、水中を猛スピードで泳げること以外はごく普通の青年だった。しかしある日、半魚人のような女性に襲われたことから自分の出生の秘密を知る。実は10年前に行方不明となった彼の母親は海底王国アトランティスの王女であり、彼は皇族の血を引いた人間以上の存在だったのだ。そんな彼にさらなる刺客がせまる…。というのが主なストーリー。コミックスにおけるアクアマンのオリジン(いくつもあるけど)をうまく脚色できてるかな。政府のエージェントや美人パイロットなんかも出てきます。

「ヤング・スーパーマン」のプロデューサーが制作しただけあって、全体的な雰囲気は「ベイウォッチ版ヤング・スーパーマン」といったもの。白人の美男美女が(しかも今回は水着で)多数登場するというのはワーナーの得意とするスタイルすね。でも主演のハートリーは「クラークス」のジェフ・アンダーソンに似てるせいか、なんかマヌケそうな感じ。そしてキャストは全般的に演技ヘタ。というかヴィング・レイムズってあんなにセリフまわしが辿々しかったっけ?

それでも決して悪い作品ではないし、「水中で暮らせるだけ」という設定が災いしてか、コミックスにおいても扱いの難しいアクアマンをうまくTVにもってきた手腕は賞賛に値する。iTMSでの売れ行きもトップを走ってるようだし、もしかしたらミッドシーズン用の作品として復活するかも?でもハートリーは「ヤング・スーパーマン」にグリーン・アローことオリバー・クイーン役で準レギュラー出演することが早々と決まったそうな。金髪の役者は人気があっていいね。

個人的には実写版ブラック・マンタがぜひ見てみたかったのです。

「Chappelle’s Show – The Lost Episodes」鑑賞

こないだコメディ・セントラルが放映して、すぐさまDVD化された「Chappelle’s Show – The Lost Episodes」を観る。 これは「Chappelle’s Show」の成功にまつわるプレッシャーによってデイブ・シャペルがダウンしてしまう前に撮っていたスケッチを再編集して3つのエピソードにしたもので、司会はシャペルの代わりにドネル・ラウリングスとチャーリー・マーフィー(エディの兄貴。顔がそっくり)が勤めていた。スケッチのコンセプトは今までのと大体同じで、フライドチキンの誘惑に負けそうになる黒人とか、「ララ(ローラ?)」と発音できない日本人とか、相変わらずキツい人種ネタのオンパレード。警備員やってたゲイリー・コールマンのネタなんかもあった。

興味深いのは、シャペルが有名人だと知った途端に膨大な金を要求してくる床屋とか、無名時代にフラれたガールフレンドにシャペルが復讐する話とか、シャペルの名声にまつわるスケッチがいくつか見受けられること。シーズン2の後のほうのエピソードにも、コメディ・セントラルの要求に難色を示してシーズン3の制作を断るスケッチなんかがあったけど、早くもこの頃から彼は自分が手に入れた名声と、その代償を感じ取ってたわけですね。

ちなみに代役2人が勤めてる司会は、やっぱりシャペル本人がやらないと非常に味気ない。どうしても主役不在という感じが強いから、どこかしら空気が重いんだよね。特に頭に来たのは、ある人種差別的なスケッチのあと、会場の客たちと人種差別についてのディスカッションをやらかすところ。誰もこの番組に「政治的に正しい」笑いなんて求めてないんだからさ、なんか変に偽善ぶったことはやめとこうよ。

それで肝心のシャペル自身は、撮ったスケッチがこのような形で再編集されることを拒んで、もしコメディ・セントラルがこれらのエピソードを放映したら、もう番組には戻らん、みたいなことを言ったらしい。でもコメディ・セントラルは放映しちゃったわけで、おかげで「Chappelle’s Show 」はもう新しいエピソードが作られないんだろうな。相変わらずゴタゴタが続いてるけど、これが落ち着いたらまた元気な姿を見せてくださいシャペル様。

トマス・ピンチョンの新作


あのトマス・ピンチョンの新作が年内にも発表されるらしい。何とまあ。 でも俺は前作「MASON & DIXON」を7年くらい前に買ったまま、ろくに読んでない…。ソフトカバーのくせに弁当箱くらい分厚いし、話がどんどんフラッシュバックしてって読むのが難しいのです…。新作はさらに分厚くなって992ページって誰が読むんだよ。

ちなみにこんどペンギンから新しく出る「重力の虹」の表紙(上)はフランク・ミラーが手がけてるそうな。あんまりミラーっぽくない絵だけどね。