「ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展」鑑賞

原宿でやってるヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエルの展覧会を観に行く。シュヴァンクマイエルといえば「不気味なストップモーションアニメ」の作家としてのイメージが強いけど、意外にも今回はコラージュやペイント画といった二次元アートが中心のものだった。

展示品は比較的近年の作品が多く、触覚をテーマにしたものや「不思議の国のアリス」をテーマにしたもの、さらには江戸川乱歩の「人間椅子」にインスパイアされた一連の作品などが揃い、老いても相変わらず積極的に作品を作り出していることがよく分かる。個人的には最初に展示されてた、博物図鑑のイラストをコラージュしてつくった不気味な架空の動物群がよかったかな、荒俣宏と大伴昌司とボルヘスあたりをかけあわせた感じで。コラージュのセンスが独創的というか、そもそもどういう発想力をもってしたらあんな作品を生むことが出来るのかと非常に感心。ただし奥さんのエヴァによる一連の絵画はなんとなくシロウトっぽいような感じがしてあまり好きになれなかった。しかしああいった不気味な作品をセコセコと何十年も作り続けている夫婦ってのは凄いよな。仕事をしてないときとかは普通の生活を送ってるんだろうか。

というわけで非常に面白い展覧会だったけど、やはりシュヴァンクマイエルは動画作品のほうがいいなあ。

スティーブ・クーガンの近況

スティーブ・クーガンって最近話を聞かないね、ってこないだコメント欄に書きましたが、どうもオーウェン・ウィルソンの自殺未遂に絡んで「オーウェンに変なクスリ教えたのはお前だろ!」ということでゴシップ誌に非難されてるそうな。もっとも話のソースがあのコートニー・ラブということで非常にマユツバものの話なんですが。こんなんじゃますますハリウッドで映画に出れなくなっちゃうよなあ。

The Darjeeling Limited」の公開も危ぶまれているのが気になるところです。

ザ・イエス・メン、やられる

1ヶ月くらい前の話だが、神出鬼没のザ・イエス・メンが保守系リバタリアニズムのシンクタンクであるケイトー研究所に、例によって身分を偽って潜り込もうとしたところ、「ビュロクラッシュ」なるリバタニアンの風刺グループがこれを事前に聞きつけて研究所に通知。そして彼らが追い出されてきたところを待ち伏せて「この社会主義者どもめ!これでもくらえ!」ということで資本主義の洗礼をイエス・メンに与えたらしい。といっても色のついた粉を振りかけただけだけど。

なんか微笑ましい内ゲバといった感じ。「俺たちは社会主義に対するノー・メンだ!」なんて言ってるのが冗談にしてもショボいけど。それにしてもイエス・メンって有名になったおかげで、どんどん企業に潜りにくくなってきてるんじゃないだろうか。いっそまだ顔の知られてない日本とかで活動してくれないかな。

トニー・スノーも辞任か

「(ブッシュ)政権の最後まで務めることはできない。財政上の理由だ」だってさ。トニー・スノーの言うことなんてロクに信用できないけど、もしこの理由が本当だとしたら、世界的に顔の知れた政府の役人が、ガンになったために経済的に苦しくなって年収2000万円近い仕事を離れるわけで、マイケル・ムーアに指摘されなくてもアメリカではおちおち病気にもかかってられんなあと実感。ダース・ベイダーのごとき重病人であるチェイニーが副業に精を出す理由も分かるような気がする。

ちなみにスノーの後任として有力視されてるダナ・ペリーノは金髪の美人。メガネハゲのアリ・フライシャーから始まるブッシュ政権の報道官の面々は交替のたびにルックスの強化が著しいわけで、いずれはビキニ姿のティーンのおねーちゃんとかが報道官を務めることになるんだろうか。そうすれば支持率がちょっとは上がるかもね。

新潟旅行

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週末に知人を訪ねて新潟へ行ってきた。関越道の端から端まで行って、まだお釣りがくるくらいの距離。昨年青森に行った時もそうだったが、だだっ広い水田を抜ける道を走るのは異国情緒満点。東京とは大違いっすね。田んぼの真ん中にそびえるアルビレックス新潟のホームスタジアムを見てると、どうやったって黒字経営になるほど人を呼べないよなあと考えずにはいられない。

当然ながら知人の家の付近もド田舎で、店らしき店がほとんど見当たらないところ。現在はネットで通販がいろいろ可能になったとはいえ、あそこまで何もないというのはどうだろう。そして日本海は相変わらず荒くて汚く、泳ぎたいという気にさせる海ではなかった。冬は雪が降って、もっと凄いことになるんだろうな。