これもまたこないだの「ウォッチメン映画化」とおなじくらい長く続くウワサだけど、「フーチャラマ」の復活の可能性が高まっているらしい。少なくとも原作者のマット・グレーニングとプロデューサーのデビッド・コーエンは希望を捨ててないそうな。 これは「フーチャラマ」のDVDの売り上げと、アダルト・スイムなんかでの再放送の視聴率が好調なため、同じく打ち切られてから復活した「Family Guy」のようなことが起きるのではないか、という希望的観測によるものらしい。シリーズ再開だけでなく、DVDムービーの可能性も無くはないらしい。
ただし重要なのは、「シンプソンズ」や「Family Guy」と違って「フューチャラマ」はグレーニングが製作総指揮の権利(あるいはそれに準じたもの)を保持しているため、放送局であるフォックスが得る利益は「シンプソンズ」なんかに比べて低いという点だろう。だから凡作「マルコム・イン・ザ・ミドル」なんかに比べて「フーチャラマ」はフォックスに冷遇を受けてたわけで、これを考慮すると「Family Guy」よりも復活のチャンスは薄いのかもしれない。
フォックスって出来のいいシリーズをすぐに打ち切ることで悪名高いけど、今シーズンで打ち切りがほぼ確定している「Arrested Development」も、もしかしたらケーブル局のShowtimeで続くかもという噂があるらしい。観てくれる視聴者がせっかくいるんだから、視聴率が低いからってすぐ打ち切らなくてもいいのにねえ。
英国BBCの大傑作コメディ「THE OFFICE」で一躍有名になったリッキー・ジャーヴェイス&スティーブン・マーチャントの新シリーズ「EXTRAS」のシーズン1を鑑賞する。 タイトルから分かるように映画のエキストラの世界を舞台にしたシリーズで、ジャーヴェイスが演じる主人公アンディは役者になることに憧れて、銀行員の職を捨ててまで映画界に入ったものの、エキストラばかりやらされて一行の台詞もろくにもらえない毎日を送っている。彼はどうにかして大きな役をもらおうとプロデューサーやスターに接近するものの、逆にトラブルを招いてしまう…というのが各エピソードの大まかな内容。これに彼のエキストラ仲間で、いつも撮影現場でいい男を見つけようとするマギーという女性の話が絡んでくる。