
なに、これってザ・イエス・メンの仕業だったのか!相変わらず予想もつかないところで出てくるなあ。以前に彼らに対して少し寄付を行ったことがあるのですが、その金がこうした活動の手助けになったかと思うと感慨深いものがあるのです。この偽新聞、ebayではさっそく高値で取り引きされているようで。俺も一部欲しいな。
ザ・イエス・メンの次の標的は何だ!?
映画業界(のごく一部)を震撼させた今日のニュース。
一体なんなんだこれは。「オニオン」の記事かと思ったぞ。「ブレードランナー」のように未来的なタッチになるらしいって…まるで想像もつかない。ボードゲームの映画化といえば「クルー」を元にした「殺人ゲームへの招待」というのがあったけど、あれは登場人物が明確なゲームだからなあ。「モノポリー」の場合はやはりあのヒゲのオヤジが主人公になるんだろうか。

ディフレクターのデザインがTOSのNCC-1701型(パラボナアンテナ形状)ではなく改装版のNCC-1701-A型になってるじゃん、という細かいツッコミはさておき、それなりに無難なデザインか。新トレーラーもそろそろ公開されるみたい。
ちなみに俺は「新スター・トレック」のNCC-1701-D型のデザインが何十年たっても好きになれないのです。「ジェネレーションズ」で大破したときは嬉しかったなあ。

hulu経由で「The Dana Carvey Show」をいくつか観ている。これは「ウェインズ・ワールド」のガース役で知られるダナ・カーヴィがホストを務めたコメディ・スケッチ番組で、1996年の放送当時はまるで人気が出なくて8話しか製作されなかったものの、無名時代のスティーブ・カレルやスティーブン・コルベアー、ロバート・スマイゲルなどが出演しているほか、ライターにはルイスCKやチャーリー・カウフマンといった後のスターたちが揃っていることで再評価されつつある番組なのだ。
スケッチ番組の常としてネタの出来にはムラがあるけど、全体的には結構面白い。俺のお気に入りのネタは「良いことを言うドイツ人」「メーン州のスキンヘッド」「食べ物に吐き気がするウェイター」(下の映像)などなど。若かりし頃のカレルやコルベアーの姿が観れるだけでも貴重なんじゃないかな。肝心のカーヴィはあまり面白くないけど。
あと政治ネタではクリントンやボブ・ドールの物真似とかをやってるけど、全体にほのぼのとした感じ。あの頃は戦争もなかったし、冗談にならないくらいアホな大統領が後に出てくるなんて想像もつかなかっただろうな。
ビル・マー曰く(上記映像の2:25あたり)「オバマはコメディアンに何かネタを提供せよ」とのこと。つまり頭が良くてスリムで浮気もしてないような奴が大統領になってしまったら、どこにもツッコミを入れられないだろうというわけ。おまけに黒人だから人種をネタにするのも気が引ける、でもオバマをコケにしたからって黒人すべてを侮辱するわけじゃない、ブッシュをバカにしたからって頭の弱い人を侮辱してたわけじゃないんだから、というオチあり。
オバマが当選したことについては「デイリーショー」もネタがなくなるだろうとか、「コルベア・レポー」はエセ右翼のスタンスをとれるから大丈夫だとか、いろんな意見が飛び交っているようで。まあ確かに今まで風刺の対象にしていた連中が権力の座から去り、応援していた候補が大統領になったことで、これから彼をターゲットにしていくのは気まずいところがあるんだろう。けどオバマだって完璧な人間じゃないだろうし、彼の政権でそれなりの失策は出てくるだろうから、別に心配しなくてもいいんじゃないの。実際にビル・マーも数年前はマケイン支持者だったのに、「彼は変わってしまった」と言って攻撃の対象にしたけど特に非難されたりはしなかったし。ちなみにマイケル・ムーアは「リベラルな政権下でこそ芸術は栄える」みたいなことを言ってるけど、まさか突然アート系の映画を撮ったりするんじゃないだろうな?
何にせよこういう政治風刺の番組がいくつもあるというのは、やはりアメリカの懐が広い証なんだろうな。日本じゃ頭の悪そうなタレントがひな壇に座って筋書き通りの議論をしてる程度だものね。