小6の6割が福井や徳島分からず 47都道府県の位置

「列島の白地図から全47都道府県の位置を選ぶ小6の問題では平均正答率は54・7%。福井や徳島、宮崎、島根の位置を間違えた児童が6割に上った。」だってさ

すまん。俺もそれらの県がどこにあるか知りません。こないだ宮崎で地震があったときも、日本のどこで揺れてるのか分かりませんでした(北にあるらしいことは分かったが)。最近やっと福岡と福島の場所を漠然と理解しました。昔から都道府県の場所と、人の顔と名前を覚えるのは致命的に苦手なのです。職場の人の名前も全部覚えてないくらいで。

さらに白状すると国内線に乗ったことないし、関西や九州にも行ったことがなかったりする。もっと国内を旅しないとあかんな。

「THREE SHEETS」鑑賞

最近はhuluとかで「Three Sheets」という番組をよく観ている。元々はMOJO HDとかいうケーブル局で放送されているもので、ザック・ランプリーというコメディアンが世界中を旅して各国のお酒を紹介するという旅行/グルメ番組。フォーマット自体は目新しいものではないものの、ザックのジョークや編集のテンポが軽妙なうえ、いろいろ紹介されるお酒の種類や文化について観るのが楽しく、つい何話も観てしまう。

こういうコメディアンによる紀行番組って、笑いをとるために各国の事実をねじ曲げて紹介してるような可能性もあるんだが、日本に来たときのエピソードを観た限りでは結構きちんと日本酒の文化とかを紹介してたみたい。俺はあまり酒が飲めないのですが、こういう番組を観ると、世界を旅していろんな所の酒とか料理を味わってみたいなあと思うことしきり。今年の夏休みはどこか行こうかな。

米iTunesストアにも無料で観れるエピソードがあるので、興味がある人はどうぞ。

レジデンツの正体!

レジデンツが舞台裏で素顔で演奏している映像なるものを、YouTubeで発見。こりゃ世紀の大発見だと思って観てみたら、ビッグフットやネッシーの写真並みのピンボケ状態。しかし熱狂的なファンには分かるようで、「あの額はホーマー・フリンに違いない!」なんてコメントが寄せられている。

やはりホーマー・フリンはレジデンツの一員だったのか?

「怒りのキューバ」鑑賞

隠れた傑作「怒りのキューバ」こと「SOY CUBA」を観る。この邦題からはまるでシルベスター・スタローンがキューバに潜入し、反体制ゲリラと結束してカストロ政権を転覆させる映画のような印象を受けるけど、当然そんな映画ではなくて、これはカストロによるキューバ革命を記念した1964年の国策映画。

当時同盟関係にあったソビエトからスタッフを借り出し、ミハイル・カラトーゾフ(監督)やセルゲイ・ウルセフスキ(撮影)などが携わって作られた映画だが、もう映像の美しさがハンパじゃないんですよ。キューバだけでなくソビエトからも援助を受けた潤沢な予算を活かし、膨大な数のエキストラ、凝ったセット、美しい大自然の光景、モノクロの画面に映える絶妙なライティング、縦横無尽に動くクレーンショット、延々と続く長回しなど、驚愕するシーンやカメラワークが次々と披露されていく。「ちょっと待て!いまの場面どうやって撮ったんだ!」と思うことが何度あったことか。例えば有名なプールの長回しのシーンなんかは、複数のカメラマンが並んでカメラを順にかつぐことで長回しを実現し、さらに潜水艦の潜望鏡に用いられる特殊なレンズを調達し、水中でもカメラのレンズが曇らないようにしたんだとか。そんな労力を惜しみなくかけてしまっているのがすげぇ。共産主義は偉大なり。両国民による鑑賞を念頭においてるため、スペイン語のすべてのセリフのあとにロシア語のセリフがかぶさる作りになってるのは耳障りだけどね。

原題は「I AM CUBA」つまり「私はキューバ」という意味だが、キューバの大地そのものが狂言回しの役となって、革命に至るまでの4つの物語がオムニバス的に語られていく。その4つを順に挙げると:

1、白人の資産家に体を売って暮らす貧しい娼婦の話。
2、悪名高きユナイテッド・フルーツ社へサトウキビ畑を売られることになった老小作の話。
3、反体制運動へと目覚めていく学生の話。
4、政府軍の爆撃に息子を殺され、革命軍に参加する農民の話。

いずれの話でも革命前の人々の暮らしがいかに弾圧されていたかを巧みに語っているんだが、あまりにも映像が美しすぎるため皮肉にもメッセージ色が薄くなっており、よって公開時はキューバ国民にもソビエト国民にも総スカンをくらったそうな。そのため長いあいだ忘れられた作品のような扱いを受けていたが、90年代になってやっとアメリカでも鑑賞されるようになり、スコセッシやコッポラといった有名監督の後援をうけて再評価されるに至ったらしい。

ハリウッドとは無縁のところで、映画がひとつの完成形に達していたことを証明する貴重な作品。現代のアメリカ映画でも、この映画のカメラワークを流用している作品が結構あるらしいぞ。日本もチャチな恋愛映画とかを作っておらずに、いっそ国家予算を使った巨大プロジェクトを立ち上げ、国民を総動員した超大作をガツンと1本作ったほうが世の中のためになるんじゃないだろうか。

ジョージ・タケイ結婚

今のところはこないだカリフォルニア州で承認された同性同士の結婚の許可証を入手しただけで、挙式するのは9月だとか
おめでとうございます。

前にも書いたけど、大戦中に日系人の強制収容所に入れられた経験のある有名人なんてそういませんぜ。俺が「スター・トレック」をはじめて観たのは80年代後半くらいだったけど、あの時点でも日系のハリウッド俳優というのは珍しく、あとはパット・モリタとショー・コスギくらいしかいなかったんだよな。ゲイの日系人という点でも、日本でもっと評価されていい存在のはず。

それにしても毛唐どもはなぜTAKEIを「タカイ」と発音するんだろう。