DOOM PATROL, DEADMAN TO THE BIG SCREEN

またアメコミの映画化の話。DCのカルト的作品「ドゥーム・パトロール」と「デッドマン」が映画化されるらしいぞ。なかなか渋いところをついてきたなあ。「デッドマン」はギレルモ・デル・トロが関わるかもしれないというので期待できるかな。 で肝心の「ドゥーム・パトロール」は…?あれって関わった作家によってえらく毛色が違う内容になっているので、どこらへんの路線を狙うんだろう。サイケな感じのオリジナルとか、ポストモダニズムを大胆に取り入れた大傑作グラント・モリソン版とか、相変わらずダメダメだったジョン・バーン版とか、いろいろあるんだよね。でもプロデューサーがアキヴァ・ゴールズマンらしいので、ものすごく期待できそうにないかも。

FRANK MILLER TO ADAPT/DIRECT EISNER’S THE SPIRIT

アメコミの神様ウィル・アイズナーの代表作「ザ・スピリット」をフランク・ミラーが手がける…ってこんどダーウィン・クックがDCでやるんじゃなかったっけ、と思ってよく見たらどうも彼が監督となって映画化するらしい。最近映画づいてるなあミラー先生。「シンシティ」でも一応は共同監督としてクレジットされてたけど、彼の監督としての力量はどんなもんなんだろう。 アイズナーの作品って真面目なテーマを扱いながらもどことなくユーモアを感じさせるものが多かったので、あまり「シンシティ」みたく暗くはなってほしくないものです。

「PSYCH」鑑賞


いつもお世話になっているアメリカ版iTMSで、USAネットワークの新作ドラマ「PSYCH」のパイロット版が無料公開されてたのでダウンロードして鑑賞する。コメディ・タッチの推理ドラマで、主演はジェームズ・ロデイ…って誰だそれ。彼の相棒として「ザ・ホワイトハウス」のデューレイ・ヒルが出演してた。 主人公のショーンは定職につかずにブラブラしてる青年だが、警官の父親に徹底的に鍛えあげられた、とてつもない観察能力を持っていた。どんな些細なことも見逃さないこの能力のおかげで、彼は強盗事件の報道を見ただけで犯人が誰だか分かってしまうくらいなのだ。さっそく警察に懸賞金をもらいに行った彼だが、あまりにも事件の詳細に精通していることから逆に共犯者だと疑われてしまう。そこでとっさに彼が思いついた言い訳は「自分は超能力者(サイキック)であり、超能力によって事件を解決できる」というものだった。これを聞いた警察は半信半疑ながらも彼の力を借りることになり、ショーンは相棒のガスといっしょに難事件に挑んでいく…。というのが主なプロット。

USAネットワークの推理コメディといえば既に「名探偵モンク」があるが、あれと内容はけっこう似通ってるかも。ショーンが超能力者のふりをしつつ、細かな手がかりからスラスラと謎を解いていくさまは見ていて楽しいものの、それが災いして推理の醍醐味が味わえないのが残念。でもパイロット版を見る限りではそんなに悪そうなシリーズでもないので、とりあえずこれからの展開に期待したい。あとアメリカのドラマなのに、主人公2人がトヨタのヴィッツらしき車に乗ってるのがなんか面白い。

「ミーン・ストリート」鑑賞

スコセッシの初期の作品「ミーン・ストリート」をDVDで鑑賞。彼とデ・ニーロの初コラボ作品でもある。 内容はハーヴェイ・カイテル演じる主人公と、そのゴロツキ仲間たちの日常を描いた、ダラついてるといえばダラついてるものだけど、ロジャー・コーマンのスタッフを使って大半がロスで撮影されたにもかかわらず、70年代のニューヨークはリトル・イタリーの雰囲気が見事に醸し出されてるのがいい。昔のニューヨークはやはり怖いところだったんですね。ラストはちょっと紋切り型なアメリカン・ニューシネマ的終わり方…と言ったら失礼か。後に彼のトレードマークとなるデ・ニーロのサイコ気味の演技が早くも炸裂。彼が「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」をともに登場するシーンがカッコいいのなんのって。デビッド・キャラダインが酔っぱらって撃ち殺されるだけの役でちょこっと出演してたけど、あれって何なんだろう(しかも狙撃者役はロバート・キャラダインだ)。ついでにカイテルはこの頃から裸になっていた。

俺にとってのスコセッシのベスト作品「レイジング・ブル」には遠く及ばないけど、「タクシー・ドライバー」を経てあの作品に到着するまでの、最初の一歩のようなものが感じられる佳作。